『フォレスト』食中毒事件の犯人が判明し苦しい展開へ 気になる“俊太郎”中川大輔の存在

 また、もしもリョウスケが生きていた場合。中川大輔演じる俊太郎が、リョウスケが大人になった姿なのでは……? と思ってしまう。これはメタ的考察になってしまうかもしれないが、SNS上でも言われているように中川大輔が“ただの同僚役”で終わるとは思えない。しかも、第2話の時点で、楓はフラワーギフト会社の社員ではなくなっている。そのため、現段階で俊太郎は相関図にいる意味を感じられないくらいのちょい役なのだが、メインビジュアルにまで姿があるのだ。リョウスケではないとしても、何かしらの役割を背負ってくるのは間違いないだろう。

 わたしのなかで、中川大輔は“沼俳優”なイメージがある。たとえば、2023年放送のドラマ『コタツがない家』(日本テレビ系)で、彼女を振り回すヒモ男を演じていたときなんかは、「この男、最低じゃん!」とムカッとした瞬間もあったが、最終的には「でも、近くにいたら沼っちゃうかもしれないなぁ……」と思ってしまった。『フォレスト』第5話のラストでも、「大丈夫」と強がる楓をそっと抱きしめて、「楓さんのそんな辛そうな顔見て、俺は全然大丈夫じゃないです」と言う場面があったのだが、キュンキュンが止まらなかった。俊太郎は、純の恋敵になるのか。それとも、ブランフォレストに何かしらの関係があるのか……? 今後は、俊太郎の動向も追っていきたい。

 また現段階で、楓と純は母親たちに振り回されっぱなしになっている。純が悪いのなら仕方がないと思っていたが、食中毒事件を起こしたのは純の母親だし、リョウスケの失踪を隠蔽(?)しようとしたのは、ブランフォレストの人間だ。純も楓も関係がない。それなのに、お互いのために別れなければいけないなんて……。序盤の予想より、100倍しんどい展開になってきた。

フォレスト

同棲してまもなく1年を迎える恋人同士の恋愛模様と、登場人物それぞれが抱える“嘘”とそこに隠された“真実”が、鬱蒼と生い茂る森のようにさまざまな思惑が絡み合いながら展開していくオリジナル脚本のラブサスペンス。比嘉愛未と岩田剛典がW主演を務める。

■放送情報
『フォレスト』
ABCテレビ・テレビ朝日系にて、毎週日曜22:15~放送
TVer、ABEMAにて、地上波放送終了後見逃し配信
出演:比嘉愛未、岩田剛典、ファーストサマーウイカ、中川大輔、川島鈴遥、石山順征、町田悠宇、水野美紀、森田甘路、ふせえり、堀部圭亮、松田美由紀ほか
脚本:山岡潤平
原案:龍居由佳里
演出:高橋朋広、松嵜由衣、日暮謙
プロデューサー:辻知奈美、山下浩司、三田秀平(ABCテレビ)、山本喜彦、小路美智子(MMJ)
音楽:木村秀彬
主題歌:三代目 J SOUL BROTHERS「What Is Your Secret?」(rhythm zone)
オープニング曲:輝叶「For Love」(RISING RECORDS)
制作協力:MMJ
制作著作:ABCテレビ
©ABCテレビ
公式サイト:https://www.asahi.co.jp/forest/
公式X(旧Twitter):@drama_forest
公式Instagram:@drama_forest
公式LINEアカウント:@abc_drama

関連記事