清野菜名、『119』ヒロインの必然性 30代を迎えた今振り返たい演技の“幅の広さ”
“ミスパンダ”のキャラクター然り、明葉然り、そして『今日から俺は!!』(日本テレビ系)然り、コメディ作品で生き生きと演技をしているイメージもある清野。アクション、コメディに加えて『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』や『日曜の夜ぐらいは...』では彼女の演技の幅と着実なステップアップが垣間見えたことから、シリアスな現場を映す『119』ではさらに成長した新しい姿を見せてくれるのではないだろうか。そして今まで演じたどのキャラクターにも、根本には優しさを含んだ思慮深さがあったが、それは清野自身の特徴とも言える。だからこそ『119』のヒロインに抜擢されたのだろう。
様々な現場で経験を積んできた清野だからこそ伝えることができる、司令官の壮絶な現場のリアルがきっとある。ドラマのホームページには、雪のキャラクターについて「“我が道を行く”タイプ」と記載があるため、『マウンテンドクター』(カンテレ・フジテレビ系)の宮本歩のように、時には周りをかき乱し、時には周りを巻き込んで良い結果を導く、お騒がせ新人の成長を見ることができるのではないかと期待してしまう。切羽詰まった人々がすがる思いで電話をかけて来る中、それぞれの思いに対峙する主人公・雪をどう体現するのか。そして清野はどのように視聴者の心を掴むのか。彼女の新たな挑戦を見届けたい。
なお本作の演出には『救命病棟24時』シリーズ(フジテレビ系)や『医龍-Team Medical Dragon-』シリーズ(フジテレビ系)の水田成英も含まれており、また横浜市消防局全面協力の下セットを作り上げているため、医療・消防・救助の現場におけるリアルな緊迫感とそれに伴う人間ドラマが描かれることが予想できる。とにかく清野含め、瀬戸康史、中村ゆり、佐藤浩市ら豪華キャストとの繋がりがどのように描かれるのかも楽しみだ。
■放送情報
『119エマージェンシーコール』
フジテレビ系にて、1月13日(月・祝)スタート 毎週月曜21:00~21:54放送
※初回30分拡大(21:00~22:24放送)
出演:清野菜名、瀬戸康史、見上愛、一ノ瀬颯、前原滉、酒井大成、三浦獠太、蓮佛美沙子
、堀内敬子、遠山俊也、中村ゆり、佐藤浩市
脚本:橋本夏、小柳啓伍
演出:水田成英、並木道子ほか
主題歌:羊文学「声」(F.C.L.S./Sony Music Labels)
プロデュース:渡辺恒也
制作協力:C.A.L
制作著作:フジテレビジョン
©︎フジテレビ
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