さらに、この生アフレコには特別な出演者として、オーディションを勝ち抜いた専門学生から4名の学生が参加。実際の本編でも声優として出演している彼らが、プロの声優陣と共に生アフレコを披露することとなった。「海外ドラマの生アフレコは滅多にない機会」と木下・三上が語るように、普段は見ることのできない声優陣の演技を間近で見られる貴重な体験となった。

　続いて、会場限定の特別企画として、キャスト全員による「シャッフルアフレコ」が実施された。6本の役名が書かれた札をくじ引きで選び、性別に関係なくシャッフルして配役を決めるという斬新な試み。予想外の組み合わせでの即興アフレコに、キャストも観客も大いに盛り上がった。プロの声優と学生が垣根を越えて挑戦する姿に、会場からは終始温かな拍手が送られた。

　今後の見どころについて木下は「ネタバレは避けますが」と前置きしつつ、「サラとキーランの間で繰り広げられる大人の皮肉の応酬が見ものですね。事件の真相解明も重要ですが、キャラクター同士の会話の機微にも注目してほしいです」と期待を寄せた。三上は「何度も展開が変わり、『騙された』と感じる場面も出てくるはず。一つ一つの出来事に『えっ』と驚きながら、楽しんでいただければ」と、視聴者へのメッセージを送った。

　イベントの締めくくりとして、両キャストから熱いメッセージが送られた。木下は「キャスト一同、魂を込めて演じさせていただいたので、ぜひ残りの第2話、第3話も1月からの放送で楽しんでいただけたら」と視聴者への期待を込めて語った。三上も「シーズン2が実現できるよう、SNSでの口コミなど、皆さんの力添えをいただけたら幸いです」と、作品の今後への思いを熱く語り、イベントは盛況のうちに幕を閉じた。

■放送情報
『ザ・タワー ～刑事サラ・コリンズの捜査～』
CSホームドラマチャンネルで日本初放送
日本語吹替版：2025年1月12日（日）スタート　毎週（日）19:30～
日本語字幕版：2025年2月放送

原作：ケイト・ロンドン
脚本：パトリック・ハービンソン
製作：ポール・テスター
監督：ジム・ローチ
出演：ジェマ・ウィーラン、ジミー・アキンボラ、タヒラ・シャリフ、エメット・J・スキャンラン
声の出演：木下紗華、田島章寛、宮白桃子、三上哲
2021年／英国／全3話
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