遠藤憲一、『民王R』で共演の大橋和也&あのを称賛 「エネルギーをボンッと注いでくれる」
火曜ドラマ『民王R』(テレビ朝日系)で主演を務める遠藤憲一のインタビューコメントが公開された。
遠藤と菅田将暉のW主演で2015年7月期に金曜ナイトドラマ枠にて放送された政治エンターテインメント『民王』が、9年ぶりに再起動。今回は、遠藤演じる現職総理大臣・武藤泰山と国民の誰かが、毎話ランダムに入れ替わってしまうというストーリーが展開される。共演には、大橋和也(なにわ男子)、あの、山時聡真、溝端淳平、満島真之介、岸部一徳、金田明夫、山内圭哉が名を連ねた。
遠藤は9年ぶりの続編となった本作について、「60歳過ぎて、こんなに面白くて変化に富んだ役なんて、そうもらえるものではないですからね。今は『大変』と『ありがとうございます』という両方の気持ちです」と現在の心境を告白。『民王R』出演の大橋やあのら若手キャストについては、「みんな忙しさを感じさせず、現場で集中して、エネルギーをボンッと注いでくれる。すごく刺激になります」と称賛した。
また、第2話の放送に向けて、「第2話は青年の成長の話でもあるので、淡々と進む面白さがあります。第1話とはまたガラッと変わった魅力があると思います」とメッセージを送った。
遠藤憲一(武藤泰山役)コメント
続編が決まった際の率直な感想と現在の心境
毎話誰かと入れ替わると聞いたときは「すげえな。面白れえな」と思ったんですけど、いざ取り組んでみたら、 四苦八苦の連続で(笑)。だけど、だんだん感謝の気持ちの方が大きくなってきました。60歳過ぎて、こんなに面白くて変化に富んだ役なんて、そうもらえるものではないですからね。今は「大変」と「ありがとうございます」という両方の気持ちです。
入れ替わる相手の特徴やクセなどは毎話研究?
じつは毎回、監督やプロデューサーを含めて、入れ替わる方と本読みをやっているんです。そこできっかけを見つけていくので、普段ではやらない作業を足して取り組んでいますね。
あらためて泰山をどのように捉えて演じているか
前回は泰山の状態でいる時間が少なく、泰山はほとんど(入れ替わる息子役だった)菅田将暉くんが演じていたんですよ(笑)。俺はずっと気弱な息子・翔くんをやっていたので、前作を見直して取り戻していきました。ただ、やっていると翔くんを思いだしてきちゃうので、それを消すことが大変でしたね。
泰山の人として好きなところ、魅力的な部分
「乗り越えられない山はない」という人間性ですかね。きっと、自信とは違う彼の哲学なんでしょうけど、俺もそういう人間でありたいと思いますよ。
泰山から学ぶこと
一番学べます。だってそういう捉え方って素晴らしいじゃないですか。生きていく限り壁の連続なんだけど、そこで「大丈夫」と思える人は必ず乗り越えられると思うし、そこが泰山の一番好きなところです。
撮影現場の雰囲気
前作から出演している金田明夫(武藤内閣の内閣官房長官・狩屋孝司役)さんが、ムードメーカーとなってやってくれています。そこに若手たちも乗っかってワイワイガヤガヤしていて、自分が集中したいときには、集中してまた戻ってきて……みたいな、自由にやれる空気になっていますね。金田さんも俺もそんなに威圧感を与えるタイプではないので(笑)、若手の子たちも「現場に来るのが楽しい」って言ってくれています。喜んでくれているのはうれしいですね。
大橋和也、あのなど若手キャストの奮闘について
本当にみんな忙しいんですよ。あのちゃんは、曲を作って、レコーディングをして、タレント業もやって、モデルもやって、ドラマもやって……。一日を全力投球している感じ。大橋くんも、なにわ男子で全国ツアーをやって、今度はアジアツアーをやるんでしょ? それなのにみんな忙しさを感じさせず、現場で集中して、エネルギーをボンッと注いでくれる。すごく刺激になります。
大橋和也の印象
本当に優しい青年なんですよ。疲れを知らないし、へこたれないし、すごいなと思います。なにわ男子のリーダーなんですよね。やっぱり、リーダーだけあって、周りの気遣いもすごいし、できた青年だなと思いますね。
あのの印象
発想が面白いですよね。不思議でとっつきにくそうに見えるけど、俺はすごく話しやすいです。制作発表会見のときに『入れ替わるなら誰になってみたいですか?』と聞かれたので、「頭の中を覗いてみたいからあのちゃん」と答えたんですよ。そしたらあのちゃんが「エンケンさんはほとんどボクと一緒です」って(笑)。「そうなんだ!」と思ってびっくりしましたね。
高橋一生のサプライズ出演、菅田将暉のナレーションについて
忙しい中、菅田くんはナレーションで参加してくれるし、高橋くんも出てくれるし、出演が決まったと聞いたときは本当にうれしかったです。
二人が作品を愛してくれているからこそ
そうですね。そういった気持ちがあったから「やる」と言ってくれたんだと思います。うれしいし、ありがたいですよね。
特に注目してほしい第1話のシーン
みんなそれぞれ頑張っているし、いろんなキャラが登場するし、シーンというよりは全体ですかね。あと、第1話を見てくださった方には、第2、3話とご覧いただきたいです。
第2話のゲスト・曽田陵介について
頑張って泰山を演じていましたね。まだ彼の芝居を見ていない部分もあるのですが、「楽しくてしょうがなかった」と言っていましたよ。ひとつのかたちがあって、そこにハマっていくのが面白いみたいで、泰山をやる人みんな喜んでやってくれるんですよ。これからのゲストも楽しんでやってくれるんじゃないですかね。
(殺人犯かもしれないという役である)曽田側を演じて
普通の青年役なので、どういうところで寄せていくのか。今のところ一番難しかったキャラクターです。多少デフォルメすることもあるけど、この青年に関しては変にデフォルメする話でもない。「心の動き」をテーマに、表面上は分からなくても、心の中では彼になれるよう意識して演じていました。
第2話は青年の成長の話でもあるので、淡々と進む面白さがあります。第1話とはまたガラッと変わった魅力があると思いますね。
視聴者へメッセージ
「なんだよ!」ってゲラゲラ笑いながら見られるドラマもそうないと思うんで、ツッコミながら見てほしいです(笑)。
■放送情報
『民王R』
テレビ朝日系にて、毎週火曜21:00〜21:54放送
出演:遠藤憲一、大橋和也(なにわ男子)、あの、山時聡真、金田明夫、山内圭哉
ナレーション:菅田将暉
Inspired by 池井戸潤『民王』(文春文庫・角川文庫)
脚本:加藤陽一、後藤賢人ほか
監督:草野翔吾、山本大輔、佐藤恵梨子
音楽:井筒昭雄
エグゼクティブプロデューサー:三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサー:飯田サヤカ(テレビ朝日)、田中真由子(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)、岡美鶴(アズバーズ)
制作協力:アズバーズ
制作:テレビ朝日
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