一ノ瀬颯、2024年の“一大ニュース”は「『若草物語』に出られることでしょう!」

 堀田真由主演の日曜ドラマ『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』(日本テレビ系)に出演中の一ノ瀬颯のインタビューコメントが公開された。

 アメリカの作家、ルイザ・メイ・オルコットが手がけたベストセラー『若草物語』が原案となる本作。「もしあの四姉妹が令和ニッポンに生きていたら……」という着想から、舞台を大胆に現代に置き換えて描かれる社会派シスターフッドコメディーだ。

 町田家の四姉妹を、堀田真由(次女・涼)、仁村紗和(長女・恵)、畑芽育(四女・芽)、長濱ねる(三女・衿)が演じる。脚本は、『悪女(わる)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?〜』(日本テレビ系)、『紅さすライフ』(日本テレビ)などの松島瑠璃子が担当する。

 一ノ瀬が演じるのは、涼の幼なじみ・律。演じる律については、「一言で言うと、『底なしに優しい人』」と分析し、「何か行動を起こすわけでもなく、話を聞いてあげるだけで、涼の考えをまとめて解決に導くような。その優しさが彼の魅力だと思っています」とコメント。

 記者役にちなんで、「2024年の一大ニュースは?」という質問には、「この『若草物語』に出られることでしょう! 出演が決まったときはすごくうれしかったですし、自分にとって大きなチャレンジになると思いました。ストーリーが面白いのはもちろん、これだけの素敵なキャストの方々が揃った作品に出られるなんて」と本作出演の喜びを明かした。

一ノ瀬颯(律役)コメント

脚本を読んで魅力的に感じた部分

主軸となる四姉妹が各人各様でありながら、多くの方に共感してもらえる、そんな素敵なキャラクターになっています。4人は性格は違うけれど、姉妹という絆で結ばれていて、お互い認め合いながら切磋琢磨している。その姿がまず1つ目の魅力になると感じました。それに加える形で、四姉妹を取り巻く様々な男性との関わりが描かれます。副題が『恋する姉妹と恋せぬ私』となっているのですが、「女性の幸せは結婚」という恋愛至上主義的な価値観に疑問を抱いている主人公の涼と、そんな涼に恋心を抱いているけど言葉にしない律。きっと、同様の疑問や思いを抱えている人も多いと思います。150年前の作品を原案としていますが、現代社会の話題を取り上げていて、今だからこそ共感できる物語になりました。老若男女問わず楽しんでもらえる内容になっているところも魅力です。

演じる律の魅力

一言で言うと、「底なしに優しい人」。涼に片思いしているけれど、それを伝えることは「気持ちを押し付けることになる」と考えるくらい、相手のことを思いやっています。涼のがむしゃらで少し不器用な性格もよく理解していて、それを肯定し、優しく包み込むようなところがある。何か行動を起こすわけでもなく、話を聞いてあげるだけで、涼の考えをまとめて解決に導くような。その優しさが彼の魅力だと思っています。

どう律を作り上げたか

監督やプロデューサーさんと話を重ねることで、だんだん出来上がっていったように思います。プロデューサーさんに言われたのは、優しさと朗らかさと上品さが同居する、誰にとっても「理想の幼馴染」みたいな人(笑)。受け答えや身なり、カバンの持ち方などに品や優しい性格が表れるよう意識しました。また、シーンによって律の新しい面が見えてきて、そのたびに自分の中の“律像”がアップデートされていきました。

脚本を読んでみての印象と、実際に演じてみてのギャップ

ギャップではないのですが、演じてみて難しいと感じたのは、涼に対して自分の気持ちをどこまで出すかということ。全く見せないようにすることもできるのですが、それをやってしまうと視聴者にも伝わらなくなってしまう。感情の機微をどこまで出すかというのは、シーンによっても変わってくるので、塩梅が難しかったですね。僕の持っている律の印象と監督の印象が違うところもあって、話し合ったこともありました。それはどちらも間違いではないので、選択肢が何個もあることが難しくもあり、やりがいも感じました。

四姉妹の関係性について

「みんなちがって、みんないい」とはまさにこのことだな、と。4人でいるときはすごく楽しそうで、カメラが回っていないときもそうなんです。本当に姉妹なんじゃないかな? と思う瞬間がたくさんありました。だからこそ、役の関係性も成り立っているんだなと感じます。「姉妹」というのは、やはり「友達」とは違うもの。まったく違う性格の「友達」だとしたら、喧嘩して仲違いする可能性もあるじゃないですか。それが「姉妹」という繋がりだからこそ、お互いを理解し、認めて、励まし合っている。そんな関係性が羨ましく思いました。

四姉妹キャストとの会話は?

なんとか会話に入ろうと試みてはいますが……今のところ、律と同じくそれを見守っている立場にいます。会話に入れたとしても、(畑)芽育ちゃんにいじられちゃうことが多いですね(笑)。

いじられキャラ?

そういうわけではないと思うんですけどね……。テンションが高い方たちの輪に入って話したりしていると、気付いたらいじられていることが多いです(笑)。

堀田真由について

涼と律の仲の良さ、長年の関係性、幼馴染だからこそ出せる空気感などを「どういう風に演じれば、視聴者に伝わるだろうか」と話し合いました。お芝居以外では、お互い気を遣うタイプなので、何を話していいのかまだ探っている最中です。悩んだ挙句、天気の話とかをしていますね(笑)。

長い間愛情を注いでいるもの

幼少期から自分の近くにあった音楽やダンスは、今でもずっと好きです。音楽は記憶と密接していて、ふとしたときに流れた音楽で、小学校の頃に参加した運動会や、合唱でクラスのみんなと一緒に歌ったシーンが頭の中に鮮明に浮かびます。僕の人生には欠かせない大事なものですね。また、体を動かすことも自分にとっては当たり前のことになっています。物心ついた頃から何かしらスポーツはやっていて、小学校のときは剣道、水泳、サッカー、ボーイスカウト。中学高校ではバスケットボールなど、体を動かす習い事を数多く経験しました。もう、体を動かさないと落ち着かない(笑)。体を動かすと頭もスッキリするし、充実した気持ちになれるので、ずっと好きなものですね。

「2024年の一大ニュース」

それはやっぱり、この『若草物語』に出られることでしょう! 出演が決まったときはすごくうれしかったですし、自分にとって大きなチャレンジになると思いました。ストーリーが面白いのはもちろん、これだけの素敵なキャストの方々が揃った作品に出られるなんて。これが僕にとってのニュースですね。

第1話で繰り返し見てほしいシーン

涼と再会するシーンは、繰り返し見てほしいですね。幼馴染とはいえ、9年ぶりの再会。少しぎこちなく、距離を感じるシーンになっているので。これから話が進むにつれて、その関係性が徐々に変わっていきます。それが話し方、温度感などに表れてくるので、最初だけのぎこちない2人の関係性を楽しんでほしいです。

TVerで作品を観るユーザーに向けて

TVerは、僕もよく活用させてもらっています。SNSで出演情報を発信すると「TVerで見られますか?」と反応が来ることもあって、それだけ多くの方の生活に根付いているサービスなんですよね。多くの話題作を取り扱っているとは思いますが、それと同じくらい『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』も面白い作品に仕上がりました。ぜひ何度もリピートして見ていただきたいです。

■放送情報
日曜ドラマ『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30〜放送
出演:堀田真由、仁村紗和、畑芽育、長濱ねる、一ノ瀬颯、深田竜生、生瀬勝久、臼田あさ美、渡辺大知、坂井真紀、筒井真理子ほか
原案:ルイーザ・メイ・オルコット『若草物語』
脚本:松島瑠璃子
音楽:はらかなこ
演出:猪股隆一、瀬野尾一
プロデューサー:森有紗、松山雅則
協力プロデューサー:河野英裕
チーフプロデューサー:松本京子
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
©日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/wakakusa/

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