『24時間テレビ』SPドラマで伊藤淳史が萩本欽一役、波瑠が妻役に 「心を込めて演じます」

 8月31日から9月1日にかけて日本テレビ系で放送される『24時間テレビ47』内のスペシャルドラマ『欽ちゃんのスミちゃん 〜萩本欽一を愛した女性〜』で萩本欽一役を伊藤淳史、欽一の妻役を波瑠が演じることが発表された。

 「視聴率100%男」と謳われ、日本のエンターテインメント史上に功績を残した萩本欽一。そんな彼が結婚した女性・澄子は、欽ちゃんが新米芸人として第一歩を踏み出した劇場で、当時大人気の踊り子だった。高嶺の花のはずだったスミちゃんは、なぜかダメダメだった新米の欽一を、いつも応援し助けてくれた。やがて時が経ち、欽一が次々とチャンスを掴み大スターの階段をかけのぼった頃、あることがきっかけで彼女は書きおき一つを残し忽然と姿を消してしまう。そのとき欽ちゃんが芸能生命を賭してとった驚きの行動とは。

 世間をあっと言わせるドラマチックななれそめで結婚し、3人の子宝にも恵まれた2人だったが、作り上げた家族の形もちょっと不思議なものだった。その在り方に欽ちゃんは「夫としては……最悪でしょ」「誕生日も結婚記念日も旅行行ったこともゼロだし……」と思い続けてきた。年を重ねて、そしてスミちゃんが亡くなってから初めて、彼女が長年いだいていた想いに向き合っていく欽ちゃんだった。半世紀に渡る、不器用だけど心に迫る愛の物語を、日本テレビに眠る貴重な欽ちゃんの映像も織り交ぜて映像化する。

 そんな萩本を演じるのは伊藤。現在40歳の伊藤は本作で、「視聴率100%男」と謳われた日本屈指のコメディアンの10代から80代までを演じる。

 さらに萩本の亡き妻・澄子役を波瑠が演じる。澄子は、まだ駆け出しの欽ちゃんがずっと特別な想いを抱き続けた女性であり、また欽ちゃんを半世紀にも渡って支え続けたが、波瑠はその20代から80代で亡くなるまでを演じる。

 萩本を演じるにあたり、伊藤は「萩本欽一さんご本人を演じるという大役をいただき、心身ともに引き締まる思いです。今回の台本は、萩本さんご自身の書籍や、ご家族とのやり取りをもとに作られています。萩本さんと奥様の澄子さんとの深い繋がりが、とても胸に響く素晴らしいお話でした。プロデューサーや監督に身を預け、精一杯演じたいと思います。当時の実際の映像も盛り込まれたドラマになっていて、出来上がりを見ることを、僕も今から楽しみにしています。心を込めて演じて参りますので、是非ご覧いただければ嬉しいです。どうぞ、よろしくお願いいたします」とコメント。

 そして、澄子を演じる波瑠は「世間から見たらそれって夫婦なの?と思われてしまう様なちょっと不思議なところがあるのかもしれません。それでも大切に思い合っている 2 人の姿を表現できればと思います。澄子さんがどんなふうに考えていたか、萩本さんもあまりご存知ないと伺っていますので、私なりに澄子さんの気持ちをたくさん想像して、汲み取れるようにがんばります。人生をドラマに凝縮すると描き切れない瞬間がたくさんあると思うのですが、心の中では萩本さんを想う澄子さんでいっぱいにして日々を過ごしたいと思います」と意気込みを語った。

■放送情報
『欽ちゃんのスミちゃん 〜萩本欽一を愛した女性〜』
日本テレビ系にて、8月31日(土)21:00ごろ放送
出演:伊藤淳史、波瑠
脚本:政池洋佑
演出:内田秀実
企画監修:田中裕樹
プロデューサー:大倉寛子、鈴木香織、福井芽衣
チーフプロデューサー:道坂忠久
制作会社:AX-ON
製作著作:日本テレビ

『24時間テレビ47』
日本テレビ系にて、8月31日(土)18:30〜9月1日(日)20:54放送
テーマ:「愛は地球を救うのか?」
会場:両国国技館
総合司会:上田晋也、羽鳥慎一、水卜麻美

関連記事