キム・ヘス、ヨム・ジョンアが命懸けの海中バトル 『密輸 1970』予告編&場面写真公開

 7月12日に公開される韓国映画『密輸 1970』の予告編と場面写真が公開された。

 本作は、 『モガディシュ 脱出までの14日間』のリュ・スンワン監督が、実話から着想を得て作り上げた海洋クライムアクション。2023年の第44回青龍映画賞で最優秀作品賞を含む4冠を獲得した。

 1970年代半ば、韓国の漁村クンチョン。海が化学工場の廃棄物で汚され、地元の海女さんチームが失職の危機に直面する。リーダーのジンスクは仲間の生活を守るため、海底から密輸品を引き上げる仕事を請け負うことに。ところが作業中に税関の摘発に遭い、ジンスクは刑務所送りとなり、彼女の親友チュンジャだけが現場から逃亡した。その2年後、ソウルからクンチョンに舞い戻ってきたチュンジャは、出所したジンスクに新たな密輸のもうけ話を持ちかけるが、ジンスクはチュンジャへの不信感を拭えない。密輸王クォン、チンピラのドリ、税関のジャンチュンの思惑が絡むなか、苦境に陥った海女さんチームは人生の再起を懸けた大勝負に身を投じていくのだった……。

 W主演を務めるのは『国家が破産する日』のキム・ヘスと『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』のヨム・ジョンア。奔放で頭が切れるチュンジャをキム・ヘス、責任感の強いジンスクをヨム・ジョンアが演じる。

映画『密輸 1970』予告編

 公開された予告編は、海女さんチームが金塊を発見するシーンから始まる。生活のために平凡な海女が請け負った仕事はなんと“密輸”だった。「アワビの代わりに金塊を採れ」の大号令の下、海中に沈められた密輸品を集めているところへ税関の船が近づいてきて大ピンチ。そこに「俺を怒らせるなよ」と不敵な笑みを浮かべる密輸王、「捕まえろ」と大勢で乗り込むチンピラ、犯罪摘発に執念を燃やす税関当局が入り乱れ、巨額の金塊をめぐる騙しあいバトルが勃発する。

 しかも仲間だったはずのチュンジャにジンスクが平手打ち。「失敗は許されない」「私はあなたを裏切らない」と海女たちも追い込まれ、海の中での最終決戦へ。だがそこに近づいてきたのは、海のギャング“サメ”。キム・ヘス、ヨム・ジョンアらが専門家の元で3カ月の訓練を経て体得した素潜りシーンや水中アクション、さらにチョ・インソンらの身体を張った格闘シーンの一部も垣間見える。

 あわせて公開された場面写真には、クセモノ揃いのキャラクターたちの姿が切り取られている。

■公開情報
『密輸 1970』
7月12日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開
出演:キム・ヘス、チョ・インソン、パク・ジョンミン、キム・ジョンス、コ・ミンシ
監督:リュ・スンワン
脚本:リュ・スンワン、キム・ジョンヨン、チェ・チャウォン
提供:KADOKAWA Kプラス、MOVIEWALKER PRESS KOREA  
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス
英題:Smugglers/2023/韓国/韓国語/129分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/字幕翻訳:根本理恵
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公式サイト:mitsuyu1970.jp
公式X(旧Twitter):@mitsuyu1970

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