Netflixシリーズ『寄生獣 -ザ・グレイ-』4月5日より配信 新ビジュアル&岩明均コメントも

 Netflixシリーズ『寄生獣 -ザ・グレイ-』の配信開始日が4月5日に決定し、あわせて新ビジュアルと原作者・岩明均のコメントが公開された。

 1988年に連載が開始し、完結後も20年以上売れ続けている岩明の漫画『寄生獣』。約20の国と地域で累計発行部数2500万部を突破するベストセラー漫画で、『寄生獣セイの格率』としてアニメ化されたほか、山崎貴監督、染谷将太主演で実写映画化もされてきた。

 韓国を舞台に、原作の遺伝子を受け継いで綴られる本作では、人間を宿主にして勢力を拡大しようと目論み、世界を”人知れず”騒がせている謎の寄生生物=パラサイトが韓国に襲来。各地で事件を起こす彼らを阻止するべく立ち上がった特殊部隊「ザ・グレイ」とパラサイトとの衝突が始まるなか、なぜかパラサイトと共生することになった主人公チョン・スインの物語が描かれていく。

 監督を務めるのは、映画『新感染』シリーズや『地獄が呼んでいる』などを手がけたヨン・サンホ。そして、ヨン・サンホと共に、『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』のリュ・ヨンジェが脚本を手がける。

 寄生生物に襲われながらも、脳を支配されずに寄生生物と奇妙な共存生活を送るチョン・スインを演じるのは、『あなたの運命を書いています』や『花様年華〜君といた季節〜』のチョン・ソニ。また、ヨン・サンホ監督の『新感染 ファイナル・ステージ』にも出演しており、監督からの信頼も厚いク・ギョファンとイ・ジョンヒョンも出演。ク・ギョファンは、行方不明になった妹を探すために寄生獣を追う男であるソル・ガンウ役を、イ・ジョンヒョンは、夫を寄生獣に殺され、寄生獣と戦う特殊部隊「The Grey」のリーダーとなったチェ・ジュンギョン役をそれぞれ演じる。そして、Netflixシリーズ『D.P.-脱走兵追跡官-』シーズン2、映画『新感染半島ファイナル・ステージ』などのクォン・ヘヒョが、スインを常に守ろうとする警察署の先輩刑事のキム・チョルミン役を担当。『呪呪呪死者をあやつるもの』『長沙里9.15』などのキム・イングォンが、チョルミンの後輩であり、パラサイト掃討作戦で一役買おうとするカン・ウォンソクを演じる。

 公開されたビジュアルでは、「“それ”はあなたの隣にいる」というキャッチコピーとともに、正体不明の寄生生物が地球に舞い降り、主人公スイン(チョン・ソニ)の肉体に侵入して形を変えている姿が描かれている。

 韓国ゾンビブームの火付け役となった映画『新感染』シリーズを手がけたヨン・サンホ監督が、人間に擬態する“寄生生物”を題材に「もし、寄生生物が韓国にも飛来したらどうなるのか」という発想から出発した本作。『寄生獣』の原作者である岩明は、「何より『新しい物語』という事でワクワクしました。原作者でありながら、驚きや感動を味わう1人の観客にもなれるので。原作漫画が日本で映像化された時に思った事ですが、私にとって原作漫画は『子ども』、アニメーションと実写映画は『孫』みたいな感覚でした。個人的な手作業により小さな一室で生まれたのが『子ども』、その子どもが世間に出て行って大勢の人々の知恵や経験、技術と出会い生まれたのが『孫』です。今回、韓国でも『孫』が生まれて、とても嬉しい気持ちです。そしてそれが、違う場所を舞台とした『新しいストーリー』という事であるなら、私の想像を大きく超える世界に、これから案内してくれるだろうと思いました」とコメント。

 また、ヨン・サンホ監督も「漫画とアニメーションを勉強していた頃、漫画の教科書のような存在だった『寄生獣』の世界観を広げ映像化することは、まるで夢見た理想が実現するような作業だった」と本作の製作を振り返った。

■配信情報
Netflixシリーズ『寄生獣 -ザ・グレイ-』
Netflixにて、4月5日(金)より全世界独占配信
原作:岩明均『寄生獣』(講談社)
監督:ヨン・サンホ
脚本」ヨン・サンホ、リュ・ヨンジェ
出演:チョン・ソニ、ク・ギョファン、イ・ジョンヒョン、クォン・ヘヒョ、キム・イングォンほか
制作:Climax Studio、WOWPOINT
©︎岩明均/講談社

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