『シッコウ!!』愛ある“織田裕二イジり”に本人も歓喜? 若き日の姿や男泣きする一幕も

 織田裕二に対してこんな扱いをするドラマはかつてあっただろうか? それはもちろんリスペクトを込めたいい意味で、である。

 ドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』(テレビ朝日系)のスタート以降、小原樹(織田裕二)のキャラクター像に驚かされてばかりだ。二枚目ポジションは栗橋祐介(中島健人)で、小原はどちらかと言えば三枚目。初登場から顔には絆創膏。犬が大の苦手で、吉野ひかり(伊藤沙莉)の後ろに隠れてはいるがその姿はへっぴり腰だ。

 ひかりを相手にした表情豊かでチャーミングな“顔芸”もクセになるが、「このセリフを織田裕二に言わせるのか!」という攻めた脚本も散見され、例えば第2話で視聴期限の迫るドラマを観ないといけないひかりに小原が言い放った「ドラマはオンエアで観ろ」、さらに第4話での「トレンディードラマを観すぎた古い世代」はあからさまな織田裕二イジりと言えよう。セリフではないが、その延長線上にあるのが今回の第5話で出てきた小原のSNSのアイコン(いわゆるLINE)。友達の証、そして執行補助者としての迅速な連絡先の確保として、ひかりは小原のQRコードを読み取るが、そこで出てきたのが小原の若い頃、つまりは織田裕二の若い頃の写真なのだ。

 試しにGoogleにて「織田裕二 若い頃」で画像検索してみると、アイコンと同じとしか思えない画像がかなり上位に出てくるではないか。いろいろな権利の都合もあると思うので、この話題に言及するのはここまでとするが、何が言いたいかというと、「もっとやれ!」ということ。何度も言うが愛あるイジりであるということは前提にして、きっとこのドラマのノリに織田裕二本人も嬉しく思っているのではないだろうか。

関連記事