松山ケンイチ&小林薫、朝ドラ『虎に翼』出演決定 伊藤沙莉の“師匠”となる法曹界の人物に

 伊藤沙莉が主演を務めるNHK連続テレビ小説第110作『虎に翼』に松山ケンイチと小林薫が出演することが発表された。

 2024年度前期、NHK東京が製作を務める本作は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった一人の女性を描いたリーガルドラマ。

 タイトルの『虎に翼』とは、中国の法家・韓非子の言葉で、「鬼に金棒」と同じく「強い上にもさらに強さが加わる」という意味がある。五黄の寅年生まれで“トラママ”と呼ばれたという本作のヒロインのモデル、三淵嘉子にちなみ、主人公の名前は寅子(ともこ)で、あだ名は“トラコ”。法律という翼を得て力強く羽ばたいていく寅子が、その強大な力にとまどい、時には悩みながら、弱き人々のために自らの翼を正しく使えるよう、一歩ずつ成長していく姿がイメージされている。

 NHKよるドラ『恋せぬふたり』で向田邦子賞を受賞、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京)などを手がけてきた吉田恵里香が脚本を担当する。

 このたび発表されたのは、主人公・猪爪寅子(伊藤沙莉)の法曹としての歩みに大きな影響を与える「法の世界」の先達たち。

 司法の独立を重んじる気鋭の裁判官・桂場等一郎役を松山、寅子にとっての「生涯の師」となる法学者・穂高重親役を小林が演じる。

コメント

松山ケンイチ(桂場等一郎役)

この度出演させて頂く事になり、とても嬉しく思っています。
僕は15年前から朝ドラに出演する事を目標に俳優活動を続けてきました。
このタイミングで目標が達成された事を考えると、活動を続けていく事が大切な事だと、改めて感じました。視聴者の皆様の心に残るよう僕自身も楽しんで演じていけたらと思います。

小林薫(穂高重親役)

キャスティングも楽しみな方たちばかりで、今からワクワクしています。
現場の空気にも早く慣れて、足手纏いにもならないよう努めたいと思っております。

伊藤沙莉(猪爪寅子役)

思わずガッツポーズをしてしまうほどの憧れの大先輩方のお名前をお聞きして良い緊張と興奮に揉まれております。
どっしり構えたいところですが慎重に丁寧に楽しく寅子ができたらいいなと思っています。

尾崎裕和(制作統括)

寅子の進んでいく「法」の世界は、これまで女性が誰も入ったことのない未踏の世界です。そこで寅子にとって道標となり、大きな壁にもなる先達を、松山ケンイチさんと小林薫さんという素晴らしいお二人に演じていただけることになりました。法を自らの生きる「仕事」の道として見定めていく寅子に、その厳しさを教え、時には強く励ます二人。寅子が、先輩であり師匠である彼らとどう対峙し、どう乗り越えていくか、リーガルドラマの中心にある人間ドラマにもご注目ください。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『虎に翼』
NHK総合にて、2024年春放送
出演:伊藤沙莉、石田ゆり子、岡部たかし、上川周作、森田望智、仲野太賀、土居志央梨、桜井ユキ、平岩紙、ハ・ヨンス、戸塚純貴、岩田剛典、松山ケンイチ、小林薫
作:吉田恵里香
制作統括:尾崎裕和
プロデューサー:石澤かおる
取材:清永聡
演出:梛川善郎、安藤大佑、橋本万葉ほか
写真提供=NHK

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