ーー俳優として追求していきたい表現はありますか？

吉沢：結局演技はコミュニケーションなので、どれだけ相手の話を聞けるかだと思っています。なので自分の芝居にとらわれることなく、僕と一緒にお芝居をすることで相手を引っ張りたいという思いもあるし、引っ張ってもらいたいという思いもあります。結局、お芝居って”すべてが完成された状態”で初めてやれる仕事だと思っています。監督がいて、カメラがあって、照明があって、音声さんがいて。そうして画作りされて初めてカメラの前に立てる仕事なので、表現は難しいのですが、僕は役者をそんなすごい仕事だと思っていないです。その中でも責任感はもちろん持っていますが、自分が俳優としてどうなっていきたいとかはあまりないです。

ーー監督が作り上げた世界観を実現したいとか、そうした思いの方が強いということですね。

吉沢：そうですね。あとは周りの人たちのしたいことが何なのかを見抜く力が、もうちょっとあればいいなと思っています。

ーーありがとうございます。最後に、本作の注目ポイントを教えてください。

吉沢：やっぱりそれぞれの表情ですね。みんながみんな素晴らしくて、表情だったりアクションだったり、今回はみんなガッツリとやっているので、そういう部分を観てほしいです。あと、このメンバーじゃなかったらできなかったんじゃないか、というお芝居をみんながしてる気がします。それぞれの化学反応を感じて僕はすごく楽しかったし、ワクワクしたので、みなさんにもそう思っていただける作品だと思います。

吉沢亮インタビュー撮り下ろしカット（6枚）

■公開情報
『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』
全国公開中
出演：北村匠海、山田裕貴、杉野遥亮、今田美桜、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、間宮祥太朗、吉沢亮、永山絢斗、村上虹郎、高杉真宙
原作：和久井健『東京卍リベンジャーズ』（講談社『週刊少年マガジン』連載中）
監督：英勉
脚本：髙橋泉
配給：ワーナー・ブラザース映画
©和久井健／講談社 ©2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会
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