花江夏樹&桜田ひより演じる“チュン”が出会う 『雄獅少年/ライオン少年』冒頭映像
5月26日に公開される孫海鵬監督による中国のCGアニメーション映画『雄獅少年/ライオン少年』の冒頭映像が公開された。
本作は、1世紀ごろ後漢時代の中国大陸が発祥とされ、現在では中国国家級無形文化遺産にも指定されている伝統芸能・獅子舞をモチーフに、獅子舞の演武に挑む少年たちを描いたアニメーション作品。中国で空前の大ヒットを記録し、2021年度公開作品の映画満足度ランキング第1位を獲得、2022年には日本で限定上映された。困難を乗り越え成長する主人公・チュンを花江夏樹、チュンを獅子舞に目覚めさせた同名のヒロイン・チュンを桜田ひよりが演じ、そのほか山口勝平、落合福嗣、山寺宏一、甲斐田裕子らが結集した。
公開されたのは、10分間の冒頭映像。街中から主人公・チュン(花江夏樹)が自転車を乗りながらなにやらご機嫌にどこかへ向かうシーンから始まる。向かった先は獅子舞競技が行われている会場だ。チュンはスイカの皮を獅子舞の頭に見立て最前列で真似をしているが、見るからに強そうな地元の黒い獅子舞チームに注意されてしまう。そこで埋め合わせをしろとおじいちゃんにもらったお年玉を奪られたところで風を切るように現れるのが正体不明の赤い獅子舞だ。颯爽とお年玉を取り返すと取れるものなら取ってみろと競技場のてっぺんにチュンのお年玉を置き、黒い獅子舞と赤い獅子舞の一騎打ちが始まる。
途中で爆竹が発火し、爆竹の弾ける音と中国の伝統音楽が融合し手に汗握る緊迫した戦いを見ることができる。赤い獅子舞がバトルの末お年玉を獲得し、上から落ちてきて着地するほんの一瞬目が合った赤い獅子頭は、なんと少女だった。地元の獅子舞チームはチュンと赤い獅子舞を追いかけ、ふたりは街中を自転車で駆け抜け丘へ到着する。お互いに名前を名乗るとなんと少女の名前は偶然にも同じチュン(桜田ひより)。彼女が獅子舞をチュンに託す 運命的な出会いのシーンで今回の映像は幕を閉じる。
さらに、アニメ関係者と各界著名人からコメントが到着した。TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇』のキャラクターデザイン・総作画監督を務める工藤昌史は「笑いありアクションあり、友情、師弟愛、そして修行シーンに流れる歌曲! 見たい要素がてんこ盛り。最後までグイグイ引き込まれました! カンフー映画でしばしば見られる獅子舞ですが、競技としての獅子舞は面白い題材で、獅子舞版ベストキッドという印象。これほどの良質な作品を作ることができる中国アニメーション業界は、今とても活気のある状態なのでしょう。メイキングを見てみたい作品です」とコメント。
さらに『ヒーラー・ガール』、Netflixオリジナルアニメシリーズ『エデン』監督の入江泰浩は「最高にかっこいい獅子舞と少年少女、そして大人たち。なんて美しい映画だろう。世界の理不尽に打ちのめされても、誇りを捨てずに立ち向かう姿に涙する。そして歯を食いしばり、もぎ取る奇跡。魂が熱くなる事を止められない。皆、観てください。最高だから!」と大絶賛。
ほかにも、朴性厚、今泉賢一、幾原邦彦、天神英貴、伊藤智彦、中国出身のモデル・タレント熊江琉衣、東京ホテイソンのショーゴ、中国アニメ『羅小黒戦記』監督のMTJJからもコメントが寄せられた。
コメント
伊藤智彦(『劇場版ソードアート・オンライン 〜オーディナル・スケール〜』『HELLO WORLD』監督)
才能無い! 血縁無い! 転生しない!
それでも見られる夢がある! 令和のスポコンここにあり!!
幾原邦彦(アニメーション監督)
圧倒された。
街の光と影、仲間との出会い、そのコントラストが素晴らしい。
好きを忘れなければ、何度でもやり直せる、取り戻せる。
少年と獅子が一体になったとき、息を止め、奇跡を祈った。
忘れていた気持ちを思い出させてくれる胸熱の一作!
今泉賢一(TVアニメ『キングダム』第3、4シリーズ監督ほか)
カンフー映画や少林サッカーが大好きだった自分は 3D アニメーションだという事を忘れて見入ってしまいました。
アクションやカメラワークも迫力ある中国独特の風合いの素晴らしいエンターテイメント作品です。
入江泰浩(アニメーション監督)
最高にかっこいい獅子舞と少年少女、そして大人たち。なんて美しい映画だろう。世界の理不尽に打ちのめされても、誇りを捨てずに立ち向かう姿に涙する。そして歯を食いしばり、もぎ取る奇跡。魂が熱くなる事を止められない。皆、観てください。最高だから!
天神英貴(イラストレーター/メカデザイナー/声優)
アジアンフルCG映画エンタメの革新が今ここに。
想像力を超えるような美しさと、壁を越えようとする純粋な情熱に打ち震えた。
そして太鼓を叩きたくなったのは私だけ!?
工藤昌史(TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇』キャラクターデザイン・総作画監督ほか)
笑いありアクションあり、友情、師弟愛、そして修行シーンに流れる歌曲!見たい要素がてんこ盛り。最後までグイグイ引き込まれました! カンフー映画でしばしば見られる獅子舞ですが、競技としての獅子舞は面白い題材で、獅子舞版ベストキッドという印象。これほどの良質な作品を作ることができる中国アニメーション業界は、今とても活気のある状態なのでしょう。メイキングを見てみたい作品です。
熊江琉衣(中国四川省出身モデル・タレント)
伝統的な中華文化『獅子舞』を鮮やかなアニメーションで魅せてくれた映画。
観終わった頃には、自分が今頑張ってること、かつて諦めてしまったことをもう一度頑張ろうと思いました。
カンフー好きな人は絶対好き!
東京ホテイソン ショーゴ(お笑い芸人)
中国のアニメーションがものすごく進化を遂げていることは耳にしていましたがこんなにも凄いのかと衝撃でした。
アニメの世界の住む人の背景や、街並み、音楽がしっかりとしていて拘りにすごく熱意を感じました。
朴性厚(アニメーション監督(TVアニメ『呪術廻戦』、『劇場版 呪術廻戦 0』など)/E&H Production 代表)
フィルムの中で脈打つ生命の鼓動。
どこを切り取ってもセンス溢れる画。
丁寧に大胆に魂を揺さぶってくる
MTJJ(中国アニメ『羅小黒戦記』監督)
好看〜(いい映画です)
■公開情報
『雄獅少年/ライオン少年』
5月26日(金)全国公開
監督:孫海鵬
エグゼクティブ・プロデューサー:張苗
原題:雄獅少年
声の出演:花江夏樹、桜田ひより、山口勝平、落合福嗣、山寺宏一、甲斐田裕子
配給:ギャガ、泰閣映畫、面白映画、Open Culture Entertainment
2021年/中国語音声/日本語字幕/英題:I Am What I Am
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