細谷佳正×山寺宏一×小原雅人、エズラ・ミラー主演『ザ・フラッシュ』日本版声優続投決定

 6月16日に日米同時公開されるエズラ・ミラー主演のDC映画『ザ・フラッシュ』の日本版声優を細谷佳正、山寺宏一、小原雅人が担当することが発表された。

 本作は、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』や『ジョーカー』など数々のヒット作を生み出してきたDCによるタイムループアドベンチャー。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のジェームズ・ガンが“DC ユニバース(DCU)の起点となる作品”と位置付け、DCUのゲームチェンジャーとなる。

 細谷は地上最速ヒーローのフラッシュ役、山寺はマイケル・キートン演じるバットマン役、小原はベン・アフレック演じるバットマン役をそれぞれ続投する。

 本作の主人公は、地上最速ヒーロー。スピードを武器に“時間”も“世界”も超えるフラッシュは、“ジャスティス・リーグ”の一員でその性格はお茶目で少し天然。しかし、幼い頃に亡くした母と無実の罪を着せられた父を救うべく、タイムループし“運命”を変えるために過去を改編する。その中で出会うのが、家族3人で幸せに暮らしてきた能天気でただただ明るいもう一人のフラッシュだった。そんな、見た目はそっくりでも性格や雰囲気は正反対な2人のフラッシュの日本版声優を務めるのは、映画、ドラマ、アニメなど幅広いジャンルで活躍する細谷。『ジャ スティス・リーグ』に引き続きフラッシュ役を演じることになった細谷は、「フラッシュは、明るく人間味あふれる ヒーローでは…ないですよね(笑)。家族の問題や、それによって形作られた性格は決して明るくないというか、彼に影を落としていると感じています。その暗さや影を、他人に対して表したらメンドクサイ人になってしまうので、そうならないようにひょうきんに振舞っている人です。それなのにフラッシュ=閃光という名前があって、強い光は濃い影を同時に生み出すのだなと、そこを面白く感じています」と語り、お調子者のように見えて悲しいバックボーンを抱えるフラッシュの魅力についてコメントを寄せている。

 さらに本作では、『ジャスティス・リーグ』でフラッシュをヒーローにスカウトしたアフレック演じるバットマンと、 『バットマン』『バットマン リターンズ』ぶりにDCユニバース(DCU)にカムバックするキートン演じる“伝説”のバットマンの2人が登場することが明らかになっている。

 そんな2人のバットマンの日本版声優を山寺と小原が続投する。これまで数々の作品でキートンの吹き替えを担当し、さらに『バットマン』『バットマン リターンズ』のテレビ放送時の吹替補完版をはじめ、『レゴバットマン ザ・ムービー』や『ニンジャバットマン』など、これまで様々な作品でバットマンの吹き替えを担当してきた山寺が、DCUに再降臨するキートンのバットマンの声を再び担当する。そんな山寺は「この作品にマイケル・キートンがバットマンとして出演すると知り、自分にオファーが来る事を密かに期待していました。ま た90年代に放送された『超音速ヒーロー・ザ・フラッシュ』でバリー・アレンを演じた経験もあるので、感慨深いものがあります」と、キートンのバットマンが『ザ・フラッシュ』で満を持してカムバックを果たすことについての想いを語った。さらに山寺は「バットマンは、スーパーパワーは無いものの『復讐心』『莫大な富』『身体能力』『知性』を武器に悪と戦う、最高に魅力的な元祖ダークヒーロー! しかもジャスティス・リーグのリーダーであるにも関わらず、ストイックかつ自嘲気味で完全主義者な為、作品によってはそこを美味しくイジられたりもします」と続け、バットマンの魅力を熱く語った。

 また、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』から過去3作品でアフレックのバットマン役を担当してきた小原は、「『ジャスティス・リーグ』の公開後、ベンがバットマン役を引退するというニュースを知りショックを受けた事を覚えています。超人達をスカウトしたばっかりじゃん、これから始まるんでしょって。何? またやるのベン?! じゃあ俺もやるよ! もちろん、闇の住人を!」と語り、フラッシュのメンター的存在のアフレック演じるバットマンの声を再び担当することへの喜びを熱く語っている。

コメント

細谷佳正(フラッシュ役)

率直な気持ちは『映画が無事に公開されてよかった』です。エズラ・ミラー氏の吹き替えを再び担当することに関しては、映画『ジャスティス・リーグ』と映画『ジャスティス・リーグ スナイダーズカット』で、過去に吹き替えをしているので、今回特に何かを思うということはなく、自分が引き続き担当することになるだろうと思っていました。フラッシュは、明るく人間味あふれるヒーローでは…ないですよね(笑)。家族の問題や、それによって形作られた性格は決して明るくないというか、彼に影を落としていると感じています。その暗さや影を、他人に対して表したらメンドクサイ人になってしまうので、そうならないようにひょうきんに振舞っている人です。それなのにフラッシュ=閃光という名前があって、強い光は濃い影を同時に生み出すのだなと、そこを面白く感じています。

山寺宏一 (バットマン(マイケル・キートン)役)

この作品にマイケル・キートンがバットマンとして出演すると知り、自分にオファーが来る事を密かに期待していました。また90年代に放送された『超音速ヒーロー・ザ・フラッシュ』でバリー・アレンを演じた経験もあるので、感慨深いものがあります。
バットマンは、スーパーパワーは無いものの「復讐心」「莫大な富」「身体能力」「知性」を武器に悪と戦う、最高に魅力的な元祖ダークヒーロー! しかし、より個性的でよりダークなヴィランによって、その存在感が薄くなってしまう事も。ジャスティスリーグのリーダーであるにも関わらず、ストイックで自嘲気味で完全主義者な為、作品によってはそこを美味しくイジられたりもします。
映画史に残るとてつもない作品が出来たようです! 大スクリーンで観ないと後悔するであろうこと間違い無し! 熟年バットマンの活躍にも期待して下さい!!

小原雅人 (バットマン(ベン・アフレック)役)

ジャスティス・リーグ公開後、確か2019年にベンがバットマン役を引退するというニュースを知りショックを受けた事を覚えてます。超人達をスカウトしたばっかりじゃん、これから始まるんでしょって。その後 2021 年にスナイダーカット版が配信され、これで最後かと諦めの境地でした。
何?またやるのベン?! じゃあ俺もやるよ! もちろん闇の住人を! 魂の芝居をぶつけます。本作の見どころはやはり、過去を変えてしまったことによる時空の歪みが生じてからの展開と、30年ぶりに復活するキートンバッツらの奮闘、そしてエズラ・ミラー演ずる過去と現在の2人のバリーが対峙した時の絵面(エヅラ)ミラー(鏡)ではないでしょうか。私はこの“絵面”を推していきたいと思います。『ザ・フラッシュ』、期待しかありません。

■公開情報
『ザ・フラッシュ』
6月16日(金)日米同時公開
監督:アンディ・ムスキエティ
出演:エズラ・ミラー、ベン・アフレック、マイケル・キートン、サッシャ・カジェ、マイケル・シャノン
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved © & TM DC
公式サイト:flash-movie.jp

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