『1秒先の彼』主題歌は幾田りらの新曲に 岡田将生「より可愛らしい映画になりました」
7月7日に公開される、岡田将生と清原果耶がW主演を務める映画『1秒先の彼』の主題歌が幾田りらに決定。あわせて30秒予告と新場面写真が公開された。
本作は、台湾アカデミー賞最多受賞作『1秒先の彼女』の日本版リメイク。男女のキャラクター設定を反転&舞台を日本・京都に移し、何をするにも人よりワンテンポ早いハジメ(岡田将生)とワンテンポ遅いレイカ(清原果耶)の“消えた1日”を描く。『リンダ リンダ リンダ』『天然コケッコー』の山下敦弘が監督を務め、ドラマ『あまちゃん』(NHK総合)や、映画『土竜の唄』シリーズの宮藤官九郎が脚本を手がける。
本作の主題歌は幾田りらが書き下ろした新曲「P.S.」に決定。楽曲制作について「麗華の育む思いやりでできた恋心は、まるで初夏の温かな風のようで、そんな優しくも凛とした強さを楽曲に込めたいと思いました」と制作の背景を語った。
さらに主題歌を聞いた山下監督は、「主題歌『P.S.』が映画に一つの答えを導き出してくれました。『1秒先の彼』という映画は“相手を想う気持ち”についての映画です」とこの楽曲による映画への影響の大きさを述べた。さらに岡田は「ハジメくんとレイカちゃんのふたりを軽やかに包み込んでくれて、とても嬉しくなりました」と歓喜し、清原は「切なくて、むず痒くて、けれどこのまま側に寄り添ってほしいと思わせてくれるような心温まる曲」と楽曲への想いを綴っている。
公開された30秒予告では、1秒早いハジメの身に起きた不可解な出来事の数々と、消えた1日の謎、そしてその秘密を握る1秒遅いレイカとの交流が描かれている。
あわせて公開された場面写真は4点。“消えた1日”の鍵を握るもう一人の登場人物であるバス運転手のミクルベ(荒川良々)とレイカが困惑した表情を浮かべる姿、真っ赤に日焼けし見覚えのない写真を手にするハジメ、笑福亭笑瓶演じる写真屋の店主、そして幼き日のハジメとレイカが病室にいる姿が切り取られており、ふたりが過去に出会っていたことが明らかとなっている。
なお、ハジメの幼少期を柊木陽太、レイカの幼少期を加藤柚凪がそれぞれ演じている。
コメント
幾田りら
今回初めて映画主題歌を書かせていただき、緊張感を感じつつも、エンドロールで流れ出すその瞬間を何度もイメージしワクワクしながら制作に臨んでいました。
恋に落ちて、時間を共にして、心に想いを募らせていくこと。生まれ育った環境も違えば、あらゆる好き嫌いや価値観も違う。話すスピード、歩幅の大きさ、心拍の速度。生きていくテンポは人それぞれ違うものを刻んでいるけれど、不思議と釣られていくことが心地いいと感じる相手。そこに「好き」の入り口があるような気がしています。
麗華の育む思いやりでできた恋心は、まるで初夏の温かな風のようで、そんな優しくも凛とした強さを楽曲に込めたいと思いました。
是非映画と共に楽しんでいただけたら嬉しいです。
岡田将生(ハジメ役)
映画が終わると、素敵な歌声が、ハジメくんとレイカちゃんのふたりを軽やかに包み込んでくれて、とても嬉しくなりました。
幾田さんの少女時代の思い出が詰まっている気がして、映画を観た方にも、この曲を聴いた方にもきっと共感してもらえると思います。
素晴らしい主題歌のおかげで、より可愛らしい映画になりました!
清原果耶(レイカ役)
本編が終わって、エンドロールに流れてくる柔らかなメロディと幾田りらさんの優しい語りに、心を掴まれました。
切なくて、むず痒くて、けれどこのまま側に寄り添ってほしいと思わせてくれるような心温まる曲です。
「P.S.」を聴いた後、劇場を出た皆さんの足取りが、より朗らかなものになれば嬉しいなと思います。
山下敦弘(監督)
幾田さんが作ってくれた主題歌「P.S.」が映画に一つの答えを導き出してくれました。
『1秒先の彼』という映画は“相手を想う気持ち”についての映画です。
素直で優しくて等身大の歌をありがとうございました。俺もまた劇場に聴きに行きます!
■公開情報
『1秒先の彼』
7月7日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
出演:岡田将生、清原果耶、福室莉音、片山友希、しみけん、笑福亭笑瓶、松本妃代、伊勢志摩、柊木陽太、加藤柚凪、朝井大智、山内圭哉、羽野晶紀、加藤雅也、荒川良々
監督:山下敦弘
脚本:宮藤官九郎
主題歌:幾田りら「P.S.」
制作プロダクション:マッチポイント
製作幹事・配給:ビターズ・エンド
製作:『1秒先の彼』製作委員会
©2023『1秒先の彼』製作委員会
公式サイト:https://bitters.co.jp/ichi-kare/