井桁弘恵主演映画『釜石ラーメン物語』公開へ 岩手県を舞台に全編釜石弁で描く家族の再生
井桁弘恵が主演を務める映画『釜石ラーメン物語』が、4月7日より岩手県にて先行公開、7月より新宿K ʻs cinemaほかにて全国公開されることが決定。あわせてティザーポスターと場面写真が公開された。
山と海に囲まれた岩手県釜石市のラーメン店「小川食堂」。東日本大震災で妻・正恵が行方不明になってから、夫の剛志と次女の仲良が店を守ってきたが、客足はイマイチ。ある日、3年前に家を飛び出して音信不通だった長女の正美が突然帰宅。厨房に立つ仲良に 「おめえなんかにお母ちゃんの味は出せねえ！」と激怒し、店を畳もうとまで言い出す。2人はかつての母の味に迫ることができるのか。街の人々を巻き込み、最高の1杯を目指して奮闘が始まる。
幾度も災害を経験しながらお互いを支え合って復興を遂げてきた岩手県釜石市が舞台となる本作。今も昭和の面影が色濃く残る街並みに、釜石で暮らす人々の人情を織り交ぜた家族の再生の物語だ。
3年ぶりに突如実家のラーメン屋に戻り、波乱を巻き起こす姉・正美役で主演を務めるのは、『仮面ライダーゼロワン』（テレビ朝日系）に出演し、ドラマやバラエティのMCなどで活躍する井桁。井桁は本作の出演に際し、「それぞれのわだかまりが釜石ラーメンを通じて、優しいスープに麺が絡むように、 解けていく様子をぜひ楽しんでいただきたいです」とコメントを寄せた。監督を務めるのは、『すももももも』『恋恋豆花』の今関あきよし。
そのほか、父と姉に挟まれジレンマを抱える妹・仲良役を池田朱那、父役を利重剛がそれぞれ演じる。さらに、藤田弓子、村上弘明、佐伯日菜子、大島葉子らが共演に名を連ねた。地元の劇団の指導の下、全編釜石弁で撮影に臨んだ。
池田は、井桁との共演について「井桁弘恵さんのことが大好き過ぎて、正実との喧嘩シーンの撮影は沢山の悪態をつかないといけないのでとても心が痛みました。観た後に前を向けるような、背中をそっと押してもらえるような、素敵な映画です」と語った。
公開されたティザービジュアルには、登場人物たちがレトロなイラストで表現されている。
コメント
井桁弘恵（姉・正美役）
正実役を演じさせていただきました。井桁弘恵です。
この作品には、色々な物語があると思っています。
私が演じた正実と妹の仲良の姉妹のこと、家族のこと。それぞれのわだかまりが釜石ラーメンを通じて、優しいスープに麺が絡むように、解けていく様子をぜひ楽しんでいただきたいです。
撮影は桜の綺麗な時期で、満開の桜に迎えられて毎日すっきりと晴れやかな気持ちで臨めました。
そんな釜石の魅力的な風景や空気も一緒に感じていただけたら嬉しいです。
池田朱那（妹・仲良役）
最初は背中合わせだった“仲良”とお姉ちゃんの“正実”が、震災により亡くなった母が残してくれた釜石ラーメンの味を姉妹で守っていくのですが、井桁弘恵さんのことが大好き過ぎて、正実との喧嘩シーンの撮影は沢山の悪態をつかないといけないのでとても心が痛みました。
観た後に前を向けるような、背中をそっと押してもらえるような、素敵な映画です。 撮影に参加してくださった釜石の皆様と、キャスト、スタッフの皆さんと大切に大切に作った映画なので、是非多くの方に観ていただけたら嬉しいです。
今関あきよし（原案・監督）
2014年に初めて釜石に足を運び、ひと目惚れ。その後8年間通い続けてやっと一本の映画が完成した。 震災のこともあり、暗い映画では無く、明るい映画にした いと思いつつ、なかなか形に出来ないでいた。“鉄と魚とラグビーの街”……ん？ まだあるじゃないか！ ラーメンが！ と閃いてから、話はトントン拍子に進み、釜石の方々の応援もあり、映画はクランクイン！ そしてついに全国へと届けられる日がやって来た。映画の力と釜石ラーメンの熱気で、日本中を笑顔にしたい！
■公開情報
『釜石ラーメン物語』
4月7日（金）より、盛岡ルミエール、イオンシネマ北上、一関シネプラザ、宮古シネマリーンにて先行公開
7月、新宿Kʼs cinemaほかにて全国公開
出演：井桁弘恵、池田朱那、利重剛、渡辺哲、大島葉子、岡村洋一、木月あかり、厚木拓郎、関口アナン、佐々木琉、山崎将也、森湖己波、長田涼子、椿かおり、島本和人、佐伯日菜子、村上弘明、藤田弓子
脚本・監督：今関あきよし
脚本：いしかわ彰
プロデューサー：伊藤直克
主題歌：洸美-hiromi「ひかり射し込む場所」
協賛：新潟商事、釜石はまゆり会
協力：釜石市
制作協力：寿々福堂
配給：ムービー・アクト・プロジェクト
2022／日本／カラー／16:9／85分
©「釜石ラーメン物語」製作委員会
公式サイト：kamaishi-ramen.jp
公式Twitter：https://twitter.com/kamaishiramen
