吉沢亮と山田裕貴の深い縁 幼なじみに親子、総長×副総長役などで積み上げてきた実力

 共演が多い吉沢亮と山田裕貴。現在公開中の映画『ブラックナイトパレード』では、奇妙なサンタの世界に迷い込む、何をやってもダメな情けない男・三春を吉沢、三春が3歳の時に事故で亡くなった父親を山田が演じている。劇中で彼らが並ぶシーンはないが、吉沢と山田の“親子”共演という設定に“萌える”人が続出している。

 2人の本格的な初共演は、2017年に原作・山口ミコト、作画・佐藤友生による漫画をドラマと映画の両方で映像化した『トモダチゲーム』だった。2人は、とある事件をきっかけに多額の借金返済ゲームに巻き込まれる高校生を演じた。話題となったのが、吉沢と山田のキスシーン。ゲーム運営者を騙すための行動ではあれど、美形な二人による長めのキスに胸がときめいた人も多いのではないだろうか。

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 でも、実はこれが2人の初キスではなかった。後に再共演となった映画『東京リベンジャーズ』での舞台挨拶で、山田が「共演シーンはなかったんですけど一緒の映画に出てた作品がありまして。主要キャストで軽い打ち上げをしたときに、ほぼ初対面の状態でディープなキスをしました」と明かしたのだ。『東京リベンジャーズ』でも彼らは、不良集団・東京卍會の総長と副総長という強い絆で結ばれたマイキーとドラケンを演じた。和久井健による原作の中でも、特に人気のあるキャラクターを演じるプレッシャーは相当なものだったようで、2人は現場で励まし合っていたという(※)。実際、吉沢と山田の信頼関係がそのまま役にも反映されており、原作をぎゅっとまとめた映画の中でも2人のやりとりには“阿吽の呼吸”のような安定感があった。

映画『東京リベンジャーズ』キャラクターPV(マイキー×ドラケンver)

 そして、NHK連続テレビ小説『なつぞら』でも同郷の幼なじみ役で共演するなど、何かと縁がある2人。俳優としてのキャリアにも共通点が多く、2011年に吉沢は『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)、山田は『海賊戦隊ゴーカイジャー』(テレビ朝日系)で共に特撮ヒーローとして活躍。その後、2014年から2016年にかけ、彼らは実写化作品への起用が続く。

 いわゆるイケメン俳優王道のキャリアを辿ってきた2人だが、特筆すべきはその役の幅の広さだろう。少女漫画に出てくるような理想の男性像を体現する一方で、役のためならかっこ悪い姿を見せることも厭わない。

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