『クロサギ』『花のち晴れ』演出が明かす、平野紫耀の素質 「スタッフ全員が夢中」
King & Princeの平野紫耀が主演を務めるTBS金曜ドラマ『クロサギ』の第9話が、12月16日22時より放送される。
本作は、詐欺によって家族を失った主人公が「詐欺師を騙す詐欺師＝クロサギ」となって、本当の“敵”を探し出し打倒していく物語。人生のすべてを捧げ、「クロサギ」として詐欺師たちに立ち向かっていく。
2013年に全42巻で完結した、黒丸・夏原武による漫画『クロサギ』シリーズを原作に、完全版として新たにドラマ化。主人公・黒崎高志郎役で平野が主演を務め、ヒロイン・吉川氷柱を黒島結菜、詐欺師界のフィクサー・桂木敏夫を三浦友和が演じる。
警察に逮捕された黒崎（平野紫耀）は、刑事たちからの取り調べで確固たる証拠を突きつけられてしまう。それは、明らかにひまわり銀行内部の者でないと用意できないものだった。その後、桂木（三浦友和）のところへと向かった黒崎は、今回の一件で桂木の元にいる限り宝条（佐々木蔵之介）を喰うことはできないと身をもって知ることになる。黒崎は、桂木に決別を告げ、それを桂木も受け止める。そして黒崎は、氷柱（黒島結菜）に旅立つことを告げ、愛猫のクロを預けて行方をくらましてしまう。黒崎が行方不明になってから2週間が過ぎ、宝条は民政党議員・蒲生紗千子（秋山菜津子）に会っていた。蒲生は、これが「最後のチャンス」と新党立ち上げを画策。その資金として宝条に100億円を準備するよう命じる。そして、とある野望を抱く宝条にとっても、その資金提供はラストチャンスとなる。だが、それは黒崎にとっても同じことで、すべてを捨てた黒崎は宝条を倒すため奮闘する。
「黒崎の感情が、言葉には出さずとも痛いほど伝わってくる第9話です」と語る武田梓プロデューサー。黒崎と桂木の別れのシーンについては、「全てを捨てて宝条を喰う決意をした黒崎は桂木との関係を断つのですが、その決別シーンは9話冒頭ながら、かなりの名シーンになっています。台本では淡々としていた黒崎と桂木のやり取りですが、やっていくうちに平野さんの目に涙がどんどんたまっていくようになり……お二人の芝居の凄みで、壮絶で見応えたっぷりのシーンになりました」と撮影の裏側を明かしている。
平野は「まだ9話の最初の方なのにこんなことに」と心配していたそうで、武田プロデューサーは「平野さんがまさに黒崎として生きているからこそ出たお芝居で、それが凄く良かったので、ぜひ最初から目を離さずご覧ください」と見どころを明かしている、
また、黒崎と氷柱の別れのシーンについても「旅立つ前に黒崎が最後に氷柱を食事に誘うのですが、その黒崎と氷柱のいわば"最後のデート"の時に2人の中で流れる時間や、お互いにしか見せないような表情があり、それでも2人の間には決して交わらないであろう未来が待っていて……。黒崎と氷柱が楽しそうであるほど、日常的であるほど、切なくなるようなシーンです。ただ、可愛いのは間違いないです」と語った。どちらのシーンも第9話の前半に用意されており、後半については「いよいよ黒崎の捨て身の闘いが待っています。きっと皆さんが驚くような衝撃映像も目白押しです」と最後にコメントした。
第9話（ほか第5話、第7話）の演出を担当した石井康晴は「クランクインから4カ月余り。気がつくと、みんなが平野紫耀を大好きになっている。金曜ドラマ『クロサギ』の現場にはそういうスタッフしかいません。これが凄いのです」と現場の様子を明かしている。
平野が出演した『花のち晴れ～花男 Next Season～』（TBS系）でも演出を務めていた石井は「スタッフ全員が紫耀に夢中なのです。 僕は『花のち晴れ』というドラマで紫耀と4年前に出会いました。初めて会った日のことは、今でもよく覚えています。圧倒的に華のある人物でした。圧倒的に主役感のある男でした。監督の僕も、プロデューサーも、瞬殺で彼が大好きになりました。4年ぶりの今回、クロサギと向き合う彼も素晴らしかった。彼は全力を尽くしたし、僕も夢中で仕事をしました。54歳のおっさんが25歳の若者にたくさん学ばせてもらいました。 紫耀のここから先が楽しみでしかないし、またご一緒できる日を夢見ています。彼は最高最強のエンターテイナーです」とコメントした。
■放送情報
金曜ドラマ『クロサギ』
TBS系にて、毎週金曜22:00〜22:54放送
出演：平野紫耀（King & Prince）、黒島結菜、井之脇海、中村ゆり、宇野祥平、時任勇気、山本耕史、佐々木蔵之介、船越英一郎（特別出演）、三浦友和
原作：黒丸、夏原武（原案）『クロサギ』シリーズ（小学館刊）
脚本：篠﨑絵里子
プロデューサー：武田梓、那須田淳
演出：田中健太、石井康晴、平野俊一
製作著作：TBS
©︎TBS
公式サイト：https://www.tbs.co.jp/kurosagi_tbs/
