清原果耶の意味深な涙 『invert 城塚翡翠 倒叙集』正義が悪に反転した殺人事件

 全シリーズを通して一貫している翡翠のスタンス。どんな理由があっても、人を殺すことはしてはならない。そこに、どんな恨みがあったとしても、殺してしまった瞬間にすべてが“反転”してしまう、と。

 今回も、センシティブな題材を取り扱っていたが、翡翠と真(小芝風花)のコミカルなやりとりが、癒し的存在を担ってくれている。それだけでなく、翡翠の謎解きに、真との何気ない会話が生かされているのも、いい。真でさえも、翡翠が探偵をしている理由を知らないのには驚かされたが……。

 今週は、対女性だったため、色仕掛けをするシーンは少なかったが、(「私ったら、こまったさん」などのぶりっ子は、逆にイラつかせてしまっていた気が……)、次週放送の第3話では、シリーズ最高レベルの色仕掛けが見られそうだ。翡翠の正義のベクトルが正しい方向に向かっている限り、彼女の選択を応援していきたいと思う。

■放送情報
『invert 城塚翡翠 倒叙集』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30~放送
出演:清原果耶、小芝風花、田中道子、須賀健太、及川光博
原作:相沢沙呼『invert 城塚翡翠倒叙集』『invert II 覗き窓の死角』(講談社)
脚本:佐藤友治
脚本協力:相沢沙呼
演出:南雲聖一、菅原伸太郎、伊藤彰記
チーフプロデューサー:田中宏史、石尾純
統轄プロデューサー:荻野哲弘
プロデューサー:古林茉莉、柳内久仁子(AX-ON)
協力プロデューサー:藤村直人
音楽:Justin Frieden
主題歌:「妖」福山雅治(アミューズ/ユニバーサルJ)
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
©︎日本テレビ

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