平野紫耀、『クロサギ』“同い年”黒島結菜に「世間の25歳はこんなに大人っぽいのか」

  King & Prince 平野紫耀がTBSドラマ初主演を務める『クロサギ』(TBS系)の制作記者発表会見が10月17日にTBS本社にて行われ、平野、黒島結菜、三浦友和が登壇した。

 本作は黒丸・夏原武による同名コミックシリーズで、2013年に全42巻で完結したマンガシリーズの完全版を原作にドラマ化。2022年の現代の日本を舞台にクロサギ=黒崎高志郎が詐欺師と対峙する。平野にとってTBS系ドラマへの出演は火曜ドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』以来、約4年ぶり。ベルベットのスーツにショートブーツを合わせた“クロサギ”らしいミステリアスさを感じる装いで登場した平野は「僕は普段、歌って踊ってるので、キャスト・スタッフのみなさんにご迷惑をかけないようにでいっぱいなのと、原作の『クロサギ』が大人気シリーズなのでファンの方々にも気に入って観ていただけるように撮影に臨んでいます」と語った。

 King & Princeは現在ライブツアーの真っ只中。平野は「他の作品に入っているメンバーとかもいるので『どう最近、撮影の調子は?』とコミュニケーションをとりながらやるのも刺激的で楽しい日々を過ごしています」と笑顔をみせた。

平野紫耀

 今回演じる黒崎についてどんな人物かと聞かれると「詐欺師を騙す詐欺師なんですけれど(笑)」と語りはじめ、会場から笑いがこぼれる。続けて、「3種類あって、アカサギ、シロサギ、クロサギで唯一、詐欺師をくう詐欺師として誕生したのが僕が演じる黒崎。過去に、詐欺師に家族を狂わされてしまって、復讐という意味で自分自身が自ら詐欺師となって、いろんな悪奴らをやっつけにいく。最終的にどこへたどり着くのか、多分本人もわかってないと思うんですけど(笑)、僕もわかんないです。ダークヒーローっていうカッコよさをもっている青年ですね」と説明した。

 進行役の山形純菜アナから、平野は人を騙すイメージがないと言われると、平野は「そうですね。本当に慣れてないです。いろんなインタビューで『最近騙したエピソードありますか?』って聞かれるのですが、本当にないんですよ。騙される側なので(笑)」とクロサギと自身を重ねる場面も。最近ではご飯に誘われただけなのに、“何か引き出そうとしてるのでは?”と少し疑ってしまったというエピソードを明かし、「ポジティブに捉えるとちゃんと作品に入れるのかなって感じがします」と胸中を明かした。

 平野から観た黒崎のイメージについて、「詐欺師を食う詐欺師、最強の詐欺師。本当に強い意思を持っているけれど、強さと繊細さを持っている青年なのかな」と分析。

 また、黒崎が他人に興味がない素振りがありつつも、関わる人を救うようなセリフもある点について、「そっとかける一言のセリフがすごく温かかったりとか。根本は普通に育った青年なので、そういうところが垣間見れる瞬間はいいなと思います」と語った。

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