ソ・イェジ&キム・ガンウの役作りを絶賛 『君だけが知らない』監督コメント公開

 10月28日より公開される映画『君だけが知らない』の新場面写真とソ・ユミン監督のコメントが公開された。

 本作は、ある事故で記憶を失った主人公スジンが、幻覚で未来が見えるようになり、彼女の身の周りで不可解な事件が次々と起こるという物語。壊れた記憶、身元不明の遺体、怪しい隣人と謎の少女、そして、優しすぎる夫。過去、現実、未来……真実は一体どこにあるのか。

 主人公・スジンを演じたのは、『サイコだけど大丈夫』のソ・イェジ。夫・ジフン役は、『ニューイヤー・ブルース』『死体が消えた夜』のキム・ガンウが務める。監督を務めたのは、『八月のクリスマス』『四月の雪』などのホ・ジノ監督のもとで長年にわたり助監督や脚本を務め、本作が監督デビュー作となったソ・ユミン。

 役者としてのキム・ガンウが大好きだというソ・ユミン監督は、キャスティングの理由について、「善と悪が混在している顔をしているのが魅力で、キム・ガンウさんならこの役をうまく演じてくれるだろうと思った」と明かしている。

 キム・ガンウは本作のオファーを受けて自分には務まらないと一度辞退したが、シナリオが頭に残っており、数カ月後に改めてオファーを引き受けたのだという。さらにシナリオ段階から携わり、徹底的な役作りをし、本作へ熱意を込めて挑んだそうだ。

 また、キム・ガンウとソ・イェジへの演出についてソ・ユミン監督は、「キム・ガンウさんは、シナリオの段階から、何度も何度も話し合いを重ね、様々な意見を出してくれました。事前に話し合いがしっかりできていたので、現場では、意見が違うということはほぼ無く、ディテールについて少しお話するくらいでした。ソ・イェジさんは、撮影中にすごく親しくなり、夜に電話で役について話し合いました。そのような状態で撮影に臨むので、既に2人の中で大枠はできており、現場でのディレクションはセリフのトーンについてぐらいでした。ポストプロダクションの際に、何度も2人の演技に感嘆しました。現場には沢山のスタッフがいて慌ただしいのですが、そのような状況の中でも、集中力を発揮して役になりきって演じてくれた姿に本当に何度も驚かされました。演技がうまいことはもちろんのこと、観れば観るほど二人に惚れ込んでしまいました」と語っている。

■公開情報
『君だけが知らない』
10月28日(金)シネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、UPLINK吉祥寺、kino cinéma立川髙島屋S.C.館ほか全国公開
出演:ソ・イェジ、キム・ガンウ、パク・サンウク、ソンヒョク
監督・脚本:ソ・ユミン
配給:シンカ
2021年/韓国/ 韓国語/100分/カラー/スコープ/5.1ch/英題:Recalled/字幕翻訳:石井絹香
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公式サイト:https://synca.jp/kimishira/
公式Twitter:@kimishira_movie

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