『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』ポーランド大使館主催の特別試写会に大使ら登壇

 10月14日公開のロザムンド・パイク主演映画『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』のポーランド大使館主催特別試写会が10月7日にキノフィルムズ試写室で行われた。

 1903年にノーベル物理学賞、1911年に同科学賞を受賞し、現在に至るまで同賞を2度受賞したことのある唯一の女性であるキュリー夫人。人類史上初の快挙を成し遂げた彼女が夫と共に発見した放射性元素は、科学の常識を覆し、癌治療に活用され多くの人々の命を救った。その一方で、核兵器として戦争の道具で使われ、人類に様々な面で大きな影響を与えたことはあまり知られていない。本作では、そんな彼女の輝かしい業績とは裏腹に、愛する夫との出会いと別れから、女性や移民である事で差別を受けてきたキュリー夫人の、知られざる人生の“光と影”に焦点を当てた。

 特別試写会は、駐日ポーランド共和国大使館と国立研究開発法人科学技術振興機構(以下、JST)が共催する「第二回羽ばたく女性研究者賞(マリア・スクウォドフスカ=キュリー賞)」の開催にちなみ執り行われた。

 駐日ポーランド共和国大使のパヴェウ・ミレフスキは「昨年、羽ばたく女性研究者賞(マリア・スクウォドフスカ=キュリー賞)が駐日ポーランド共和国大使館と国立研究開発法人科学技術振興機によって創設され、今年の5月に第1回の授賞式が駐日ポーランド共和国大使館で行われました。マリア・スクウォドフスカ=キュリーはポーランド人であり、2度のノーベル賞を受賞した唯一の優れた女性科学者です。本日は賞の創設に携わった皆さまをお招きして開催できることを非常に嬉しく思います」と話した。

■公開情報
『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』
10月14日(金)公開
監督:マルジャン・サトラピ
脚本:ジャック・ソーン
製作:ティム・ビーヴァン
出演:ロザムンド・パイク、サム・ライリー、アナイリン・バーナード、アニャ・テイラー=ジョイ
提供:木下グループ
配給:キノフィルムズ
2019年/イギリス/英語/110分/カラー/ビスタ/5.1ch/原題:Radioactive/字幕翻訳:櫻田美樹/G
©︎2019 STUDIOCANAL S.A.S AND AMAZON CONTENT SERVICES LLC
公式サイト:https://movie.kinocinema.jp/works/radioactive

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