川口春奈が感じた目黒蓮の芝居の魅力とは？

ーー紬も想も魅力的なキャラクターです。川口さんは想に、目黒さんは紬にどんな魅力を感じていますか？

川口：想ってワチャワチャするタイプではないと思っていて。独りの世界を持っているし、芯もあって、仲間思いでもあって、内に秘めている何かに惹かれる。目黒さんが想を演じることで、色気や影の部分もでてくるので、気になるし、興味を持っちゃうんじゃないかなと思います。

ーー以前、川口さんは目黒さんに対して「色気のある俳優さんだ」とおっしゃっていました。撮影をご一緒にされて、色気を感じるところはありましたか？

川口：色気もあるし、陽だけではないお芝居をされるから、影も感じるんですよね。紬をやっている私としても、心をもっていかれるような表情やお芝居で引っ張っていただいている感覚があります。

目黒：ありがとうございます。影のある想は、紬の天真爛漫で明るいところに救われる部分がある。だからこそ「紬のこういうところが好きなんだろうな」と思いながら演じています。

ーー共演してみてお互いの印象や意外だと感じたところは？

目黒：僕とは全然違うんだな、と思ったのは、紬が想を追いかけるシーンで、（演出とは違うトラブルで川口の）靴が脱げちゃったんですよ。僕だったら慌てて「すみません！」と謝るのに、川口さんは「やっちゃったー！」って（笑）。スタッフさんの空気を和やかにしたまま、もう1回撮影するというのは、紬のかわいらしさにも繋がる気がするし、絶対に俺にはできない。素敵だなと思いました。

ーーもし、おふたりが紬や想の立場だった場合、どんな行動をとると思いますか？

目黒：僕はその場で病気だと言っちゃうと思います。隠して別れることはできないでしょうね。それでどうなっちゃうかは分からないですけど、ふだんから“後悔するんじゃないか”と思ったら、なるべく言うようにしています。

川口：その人のことが今でも好きかどうかは置いといて、納得がいかない、理由が分からない状況で、一方的に去られてしまった場合、8年という長い時間が経っていても気にはなるでしょうね……。私の人生にはそんなドラマチックなことはないので、考えるのはなかなか難しいですね（笑）。

ーー別れの理由が知りたい紬の気持ちは理解できると。

川口：最初は病気のことを隠されていますからね。知らないまま別れを切り出されたら、自分だったら「え？　なんなの？」ってなります。

目黒：「え？」ってなった瞬間、掘り下げてその場で聞きます？

川口：聞くね。なにがなんでも会いにいくと思う。

目黒：っぽい（笑）。

川口：「っぽい」ってなによ（笑）。

■放送情報
木曜劇場『silent』
フジテレビ系にて、10月6日（木）スタート 毎週木曜22:00～22:54放送
※初回15分拡大
出演：川口春奈、目黒蓮（Snow Man）、鈴鹿央士、桜田ひより、板垣李光人、夏帆、風間俊介、篠原涼子ほか
脚本：生方美久
演出：風間太樹
プロデュース：村瀬健
音楽：得田真裕
制作：フジテレビ
©︎フジテレビ
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