セス・ローゲンがプロデュース 『ミュータント・タートルズ』のCGアニメ映画、2023年公開

 ジェフ・ロウ監督による劇場アニメーション映画『Teenage Mutant Ninja Turtles: Mutant Mayhem(原題)』が、『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』の邦題で2023年に公開されることが決定した。

 アメリカでキャラクターが誕生してから38年。コミック、ゲーム、TVアニメ、そして映画シリーズと様々なコンテンツを生み出してきた人気シリーズ『ミュータント・タートルズ』。これまでに全世界170の国と地域、かつ50言語で展開され、2010年代に公開されたマイケル・ベイ製作の実写版シリーズ(『ミュータント・タートルズ』『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』)を含めた、シリーズの映画全世界累計興収は12億ドル(約1620億円=1ドル135円換算)を超える。

 そして今回、『ミュータント・タートルズ』がCGアニメになって新たな大冒険に繰り出す。本作では、ハリウッドの新進気鋭のクリエイターたちが“タートル・ファミリー”に参画。プロデューサーを務めるのは、『カンフーパンダ』『ネイバーズ』など俳優としても活躍するセス・ローゲン。共同プロデューサーであるエヴァン・ゴールドバーグとは、スマッシュヒットを記録した3DCGアニメーション『ソーセージ・パーティー』などを世に送り出してきた。監督を務めるのは、第49回アニー賞で作品賞など最多8冠に輝き、アカデミー賞の長編アニメ映画賞にもノミネートされた『ミッチェル家とマシンの反乱』で共同監督としてデビューを飾ったジェフ・ロウ。

 アメリカの公開日(2023年8月4日)がちょうど1年後となるこの日、ローゲンのTwitterアカウントにてオリジナルタイトル&ロゴが初お披露目。そのロゴは、ニューヨーク市某所に実際に描かれたウォールアート。『ミュータント・タートルズ』シリーズの舞台であるニューヨーク市で仕掛けた粋な演出となっている。

 また、昨年6月にアメリカの公開日がローゲンのTwitterアカウントでアナウンスされた際、主要登場人物の一人であるレオナルドの授業ノート風画像も一緒に投稿された。

 元々のアメリカの公開日である2023年8月11日の日付、「科学1(Science 1)」の教科名、そして元素記号が並ぶ。同じく主要人物であるエイプリルやミケランジェロの名前、レオナルドが持つ刀、そして本シリーズの重要なコンセプトの一つであるミュータント(mutant)については「遺伝子の順列を変えるもの、そして生命体内の多様性/ダイバーシティの主要因」という定義が書かれている。彼ら自身がミュータント=変異したカメなのだが、科学について学んでいる様子を描いているのだろうか。

 ローゲンは以前colliderのインタビューにて、「子供のころからの生粋のタートルズファンとして、(英語オリジナルタイトルにも入っている)“ティーンエイジ(=10代)”という部分がなぜかずっと頭から離れなかったんだ。ティーンエイジ映画が大好きな人間として、またティーンエイジ映画をたくさん作ってきた人間として、タートルズのティーンエイジの要素を突き詰めて映画をつくるというアイデアにものすごく惹かれてしまったんだ」と語っており、ティーンエイジの要素を中心にした新たなタートルズの誕生を予感させる。

■公開情報
『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』
2023年公開
監督:ジェフ・ロウ
製作:セス・ローゲン、エヴァン・ゴールドバーグ、ジェームズ・ウィーバー
配給:東和ピクチャーズ
原題:Teenage Mutant Ninja Turtles: Mutant Mayhem
(c)2022 Paramount Pictures

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