映画『BLUE GIANT』ティザービジュアル公開 立川譲が監督、NUTがアニメーション制作担当

 アニメーション映画『BLUE GIANT』の公開日が2023年2月17日に決定し、あわせてティザービジュアルが公開された。

 本作は、実写映画化もされた『岳』の石塚真一による同名漫画をアニメ映画化したもの。原作は2013年から『ビッグコミック』(小学館)にて連載がスタートし、マンガ大賞2016で3位に選出、第62回小学館漫画賞(一般向け部門)を受賞、さらに第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞した。現在、シリーズ累計発行部数は840万部を突破している。

 監督を務めるのは、『モブサイコ100』シリーズや劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』(2018年)を手がけた立川譲。「毎日、全力で命を燃やすかのように音を出す主人公“大”と葛藤を抱えた仲間達が織りなす物語を、ぜひ一緒に体感してもらいたいです。“何かしたいけど、何をしたらいいか分からない”という問いに答えを出せる映画になるといいなと、思っています」と語る。脚本は、『BLUE GIANT』連載開始時からの担当編集者であり、『BLUE GIANT SUPREME』以降、ストーリーディレクターを担ってきたNUMBER 8が担当する。NUMBER 8は、映画化について「連載開始当初から、石塚さんとは“映像化は望むべくもない”と話していた本作品ですが、立川譲監督、制作陣、音楽班と最高のチームが集まって、最高の映画を作ってくれています。もう、絵コンテと音楽だけで号泣でした」とコメント。さらに、アニメーション制作には『幼女戦記』を担当したスタジオ・NUTが参加、立川監督とはTVアニメ『デカダンス』に続くタッグとなる。

 公開されたティザービジュアルでは、海を前に一人サックスを演奏する宮本大の姿、そして対岸には東京を彷彿とさせる夜景が描かれている。

コメント

立川譲監督

メインに描かれるのはジャズに対して必死に真摯に向き合う若者達の成長物語ですが、ジャズ好き限定な敷居の高い映画ではなく、ジャズを聞いたことがない方でも楽しめる作品を目指しています。原作『BULE GIANT』の根本にあるものはもっと普遍的な人間の「魅力的な生き様」だと思っています。カッコ悪くてもいい、泥臭くてもいい、そんな魅力的なキャラクターが沢山出てきます。毎日、全力で命を燃やすかのように音を出す主人公「大」と葛藤を抱えた仲間達が織りなす物語を、ぜひ一緒に体感してもらいたいです。「何かしたいけど、何をしたらいいか分からない」という問いに答えを出せる映画になるといいなと、思っています。

NUMBER 8

とにかく「原作を超える映画」を目標に、脚本を書かせていただきました。映画館には読者の方も、未読の小さな子供さんから大人まで来場されます。皆さんが「最高…!」と言ってくれる物語を目指し、無数の打ち合わせを重ね、ついにそれが出来たと思っています。連載開始当初から、石塚さんとは「映像化は望むべくもない」と話していた本作品ですが、立川譲監督、制作陣、音楽班と最高のチームが集まって、最高の映画を作ってくれています。もう、絵コンテと音楽だけで号泣でした。是非、ご期待ください。

■公開情報
『BLUE GIANT』
2023年2月17日(金)全国公開
原作:石塚真一『BLUE GIANT』(小学館『ビッグコミック』連載)
監督:立川譲
脚本:NUMBER 8
アニメーション制作:NUT
配給:東宝映像事業部
(c)2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会
(c)2013 石塚真一/小学館
公式サイト:bluegiant-movie.jp

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