渋川清彦×豊田利晃『生きている。』ポスター&ティザー映像公開 プレミアイベント開催も

 豊田利晃監督最新作『生きている。』のティザー映像とポスタービジュアルが公開された。

 本作は、狼蘇り信仰を軸に2019年『狼煙が呼ぶ』、2020年『破壊の日』、2021年『全員切腹』と毎年、混沌の時代に挑む作品を作り続ける狼蘇山シリーズ最新作。神社の祭りに松明を持って現れた男が、騒動を起こす18分の短編映画となっている。

 主演を『真犯人フラグ』(日本テレビ系)、『ザ・タクシー飯店』(テレビ東京系)などテレビでも注目を集め、豊田組常連かつ盟友の俳優・渋川清彦が務める。映画音楽はZAZEN BOYS/NUMBER GIRLの向井秀徳、エンドクレジット曲を切腹ピストルズが担当する。

 現在、映画館での上映は予定されていない本作だが、恒例となった7月24日に、渋谷WWW Xにて、「映画『生きている。』ワールドプレミア公開イベント」の開催が決定。映画のワールドプレミア上映のほか、イッセー尾形の一人芝居、切腹ピストルズ、向井秀徳のライブが行われる。イッセーの一人芝居は、『泣き虫しょったんの奇跡』『全員切腹』出演に続き、豊田監督の熱烈なラブコールにより実現した。なお、チケットは6月11日10時より、豊田組ショップ内にて販売開始される。

 豊田監督からは、「この時代に生きる意味を問いかける、力が溢れ出すような映画にしたいと思った。生きているのかいないのか、それは自分だけが知っている。生きていること、それだけがいつの時代でも希望の証だ」とコメントが寄せられている。

豊田利晃監督 コメント

毎年、2月6日に和歌山県新宮市で行われるおとう祭りに10年以上参加している。
白装束に身を包み、身体に荒縄を巻き、松明を持って山に上り、御神火をつけて階段を駆け下りる。火祭りとも呼ばれる祭りだ。原田芳雄も20年以上、参加していて一緒に山に上ったのは僕にとって宝のような想い出だ。
コロナパンデミックの影響で2年連続、今年も中止になった知らせを聞き、原田芳雄や中上健次が愛した祭りを、自分たちで映画の中で再現してみたくなった。
祭りとは一年に一度、自らの霊性に目覚め、生命力を自覚する日だ。そして仲間たちと逢える日。一日で終わり、また普段の日常に戻っていく祭りは、どこか映画作りとよく似ている。
「映画は祭りだ」とは映画人がよく口にする言葉だ。
この時代に生きる意味を問いかける、力が溢れ出すような映画にしたいと思った。生きているのかいないのか、それは自分だけが知っている。生きていること、それだけがいつの時代でも希望の証だ。

■イベント情報
映画『生きている。』ワールドプレミア公開イベント
7月24日(日)17:00開場/18:00開演 
会場:WWW X(渋谷区宇田川町13−17 B1F シネマライズビル2F/03-5458-7688)
『生きている。』上映(18分)+舞台挨拶
登壇:渋川清彦、豊田利晃、イッセー尾形(ひとり芝居)、切腹ピストルズ(LIVE)、向井秀徳(LIVE)
料金:7,240円(特製ポストカード付き)+1ドリンク代別
チケット発売:6月11日(土)10:00より豊田組ショップ内にて販売
(c)豊田組
豊田組公式サイト:https://www.toyodafilms.net
豊田組ショップ:https://toyodafilms.stores.jp

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