『アルピニスト』第43回スポーツ・エミー賞最優秀長編スポーツドキュメンタリー賞受賞

 7月8日に公開されるドキュメンタリー映画『アルピニスト』の新メインビジュアルが公開された。

 世界的アルピニストのレジェンドたちからも一目置かれている命知らずの若きアルピニストがいた。彼の名はマーク・アンドレ・ルクレール。命綱無し、たった独り前人未到の挑戦ーー。世界でも有数の岩壁や氷壁、数々の断崖絶壁を、命綱もつけず、たった独りで登る無謀なフリーソロという登山スタイルを貫いた彼は、SNS社会に背を向けながらも、不可能とされていた数々の世界の山脈の難所に挑み、次々と新たな記録を打ち立てていく。だが、そんな偉業を成し遂げながらも、名声を求めない彼の性格から世間的な知名度はほぼ皆無だった。

 これまで数多くの登山にまつわるドキュメンタリー映画を製作してきたアウトドア・ドキュメンタリーの第一人者、ピーター・モーティマー監督が、自らの登山経験を駆使して映し出した本作は、放送映画批評家協会ドキュメンタリー賞で最優秀スポーツドキュメンタリー映画賞を獲得した。

 そして5月24日(現地時間)、アメリカで権威のあるエミー賞のひとつの部門で、アメリカ合衆国の優れたスポーツ番組、ライブ中継、アナウンサーなどを表彰する第43回スポーツ・エミー賞の授賞式がニューヨークのリンカーン・センターで行われ、長編スポーツ・ドキュメンタリー部門と撮影賞の2部門にノミネートされていた本作が、最優秀長編スポーツドキュメンタリー賞に輝いた。

 授賞式に参加したプロデューサーのベン・ブライアンは、「2年間にわたり、この作品に向き合ってくれた制作チームに感謝したい」と語ると、「そして何より、マーク・アンドレ・ルクレール、彼の家族、そして彼の友人たちに感謝したい。皆さんの協力がなければこの映画は実現しなかった。マーク・アンドレ、この賞は君が勝ち取った賞だ!」と喜びのコメントを寄せた。

 公開された新メインビジュアルでは、断崖絶壁を登るルクレールの姿が切り取られている。

■公開情報
『アルピニスト』
7月8日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
監督:ピーター・モーティマー、ニック・ローゼン
出演:マーク・アンドレ・ルクレール、ブレット・ハリントン、アレックス・オノルド
制作:レッドブルメディアハウス
配給:パルコ ユニバーサル映画
2021年/英語/アメリカ映画/G/93分/ビスタ/原題:The Alpinist
(c)2021 Red Bull Media House. All Rights Reserved.
公式サイト:https://alpinist-movie.com/
公式Facebook:https://www.facebook.com/eigaalpinist
公式Twitter:https://twitter.com/alpinist_movie

関連記事