『インビジブル』永山絢斗登場でさらに深まる謎 キリコの真の目的は?
やはりキリコ(柴咲コウ)はインビジブルではなかった。本物のインビジブルが登場し、キリコとの関係性が明かされた『インビジブル』(TBS系)第5話。
キリコ(柴咲コウ)は真のインビジブル・桐島ことキリヒト(永山絢斗)をおびき寄せ、彼が画策している良からぬことを阻止するために、どうやら刑事・志村貴文(高橋一生)の力を借りようと手を組むことにしたようだ。キリコの知り合いのハッカー・ラビアンローズ(DAIGO)によると、“花火師”や“調教師”による犯罪はキリコが自らコーディネートしたらしいが、この“自作自演”も志村に自身をインビジブルとして信じ込ませ、本丸のキリヒト探しに巻き込むためだったのだろう。さらに、なんとキリヒトはキリコの弟だというから驚きだ。確かにキリヒトの手首にもキリコと同じ目印がはっきりと刻まれていた。
さらに、3年前の通り魔事件の犯人だと名乗りを上げた武入(鈴之助)の自供は嘘だった。武入は検察への護送中に「逃がし屋」によって連れ去られるが、これもインビジブル・キリヒトの部下を装い、彼に接触を試みたキリコからの依頼によるものだった。まさに、ランの花に擬態して蜜を求めてやってくる昆虫をおびき寄せる“ハナカマキリ”のように、キリコは武入の逃走を利用してキリヒトをおびき出そうとしたのだ。
しかし、キリヒトに手の内を読まれたキリコは、武入の命と引き換えにデータチップを差し出すよう交換条件を突きつけられる。第4話の闇オークションでキリヒトが代理人を通して落札した高額絵画からキリコが予め抜き取っておいたアメリカのクリミナルズのリストが入っている例のデータチップだ。一体キリヒトは国境を超え海外のクリミナルズの力まで結集させ何をしようと企んでいるのか。おそらくキリコには大体の見当がついているのではないだろうか。