7月22日に公開される山崎貴監督の新作映画『GHOSTBOOK おばけずかん』のポスタービジュアルが公開され、あわせておばけの声を演じる声優陣が発表された。

　「大人が知らないベストセラー」として知られる童話シリーズ『おばけずかん』（講談社）を実写映画化する本作は、どんな願い事も叶えてくれる一冊の本＝“おばけずかん”を手に入れた子供たちに待ち受ける、数々の試練、新たな出会い、そして別れを描く異世界冒険ファンタジー。

　本作の主人公となるのは、総勢500人以上の中からオーディションで選ばれた子供たち役の4人。「おばけずかん」を手に入れたことで、おばけの住む不思議な世界へと迷い込んでしまう少年・一樹を城桧吏、一樹と共に不思議な世界へ迷い込んでしまう仲間の一人である少年・太一を柴崎楓雅、もう一人の仲間・サニーをサニーマックレンドン、不思議な世界で一樹たちが再会する同級生の女の子・湊役を吉村文香が演じる。

　そして、一樹たちが通う学校に代理の先生としてやってきた教師・瑤子先生役を新垣結衣、子供たちが「おばけずかん」を手に入れるために訪れた古本屋で出会う謎の店主を神木隆之介が演じる。

　公開されたポスタービジュアルでは、開いてはいけない「おばけずかん」を開いてしまった一樹ら子供たちと新垣演じる瑤子先生が、図鑑から飛び出したおばけたちに驚いている表情と、崩れ行く夜の校舎が切り取られている。また、神木演じる謎の古本屋の店主と図鑑の秘密を知るおばけ・図鑑坊の姿も捉えられている。

　あわせて発表されたおばけ役の声優陣は、下野紘、杉田智和、大塚明夫、田中泯の4名。『鬼滅の刃』の我妻善逸、『うたの☆プリンスさまっ♪』の来栖翔役などで知られる下野が、空を飛びまわり、怒ると巻き付いて首を絞めてくるヤンキー気質のおばけ・一反木綿を演じる。

　また、山に向かって大声で叫ぶと同じ言葉を返してくる山彦役を演じるのは、『銀魂』の坂田銀時役や『ジョジョの奇妙な冒険』のジョセフ・ジョースター役などで主演を務める杉田。

　さらに、『ブラック・ジャック』のブラック・ジャック役や、2021年に引き継いだ『ルパン三世』の次元大介役のほか、洋画ではニコラス・ケイジやデンゼル・ワシントンの吹き替えも担当する大塚が、体中に付いた目を飛ばして攻撃をしてくる百目を演じる。百目はその名の通り、100個の目を持つ恐ろしいビジュアルながらも、武士道を重んじる性格というギャップのあるおばけだ。

　そして、ダンサーとして活動しながら、『八日目の蝉』や『いのちの停車場』、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも出演している田中が、時間や空間をゆがめることができ、その強さから「神霊指定」として恐れられているジズリを演じる。田中は『永遠の0』、『DESTINY 鎌倉ものがたり』、『アルキメデスの大戦』に続いて、山崎監督作品への出演は4作目。アフレコの際は、ブースで体を使って監督と表現の擦り合わせをするなど、ダンサーならではのやり方で役と向き合い、子供たちが挑む最後の敵を演じた。

コメント

下野紘 （一反木綿役）

縄張り意識が強く、ちょっとヤンチャで神経質な一反木綿。
ヤンキーのように絡んでくるくせに子どもたちの罠にかかってしまうという、ちょっと情けない一面もある、どこか憎めないおばけです。
ドタバタするシーンが多く、より面白くするためにアドリブなんかも入れさせていただいているので、それがどこなのか探してみてください！
そして、一反木綿の活躍を楽しんでいただけたら、幸いです！

杉田智和 （山彦役）

夏が来ると思い出すのは、雑誌やテレビで特集が組まれる怪談です。
幼少の頃受ける感性の刺激はその後の成長に良い影響を及ぼすと思います。
私自身、役を演じながら昔を思い出していました。かつて子どもだった大人、そしてこれから育つ子ども、皆におすすめの映画です。
よろしくお願いします。

大塚明夫（百目役）

おばけの百目を演じました大塚明夫です。
たいへん楽しい作品になっていると思います。
公開は夏休みでしょうか……還暦を越えた私ですが、家族で映画を観た思い出は今でもタカラモノです。
きっと子どもたちの、家族で映画を観に行った素敵な思い出になると思います。
是非、劇場にお運びください。

田中泯（ジズリ役）

山崎貴監督との仕事はいつもチャレンジをくれる。
僕でなく「ジズリ」に成っていると見る人に感じてもらえると本当に嬉しいんだが！
いや〜難しかった！！　楽しかった！！

■公開情報
『GHOSTBOOK おばけずかん』
7月22日（金）全国公開
出演：城桧吏、柴崎楓雅、サニーマックレンドン、吉村文香、神木隆之介、新垣結衣
監督・脚本・VFX・ストーリー原案・キャラクターデザイン：山崎貴
音楽：佐藤直紀
原作：斉藤洋・作／宮本えつよし・絵『おばけずかん』シリーズ（講談社刊）
制作プロダクション：ROBOT
制作協力：TOHOスタジオ、阿部秀司事務所
配給：東宝
製作：東宝、講談社、白組、ROBOT、阿部秀司事務所ほか
(c)2022「GHOSTBOOK おばけずかん」製作委員会