『孤独のグルメ』初の配信オリジナル作品が登場 松重豊「黒歴史になること請け合いです」

 『孤独のグルメ』シリーズ初の配信オリジナル作品『孤独のグルメ~美味しいけどホロ苦い…井之頭五郎の災難~』が、3月31日からParaviにて、4月1日からひかりTVにてそれぞれ一挙配信されることが決定した。

 2012年から続く松重豊主演の『孤独のグルメ』(テレビ東京系)は、輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎が営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す、至福の時間を描いたグルメドキュメンタリードラマ。全6話で展開される配信オリジナルの短編オムニバス作品となる本作では、今までの『孤独のグルメ』とは一味違う、ちょっとした災難に巻き込まれる井之頭五郎の姿を描く。

 短編オムニバスは、『テイクアウト編』『新人店員編』『賄い編』『食の流儀編』『相席編』『デリバリー編』の全6話に分かれ、各話ごとに、個性豊かなゲストも登場する。

 『テイクアウト編』では、急ぎの仕事で足早に事務所に戻ろうとしていた五郎の足を止めて、理不尽に失恋した話を聞いてほしいと懇願する女性役に江上敬子(ニッチェ)が登場。『新人店員編』では、オーダーミスを連発し、五郎を困らせる新人店員役に加賀翔(かが屋)、お店の大将役に賀屋壮也(かが屋)が出演する。

 『賄い編』では、注文した料理以上に賄いが豪華なお店で虚脱感を覚える五郎をよそに、賄いを平然と食べるバイトの女の子役を北香那が演じ、『食の流儀編』では、五郎にとっては至福の時間である食事中に、仕事の話を差し込んでくるビジネスマンの坂元役で木村了が出演。『相席編』では、五郎と相席になり、自分はお店の常連客と言わんばかりにお節介を焼くおばさん役を竹内都子が担当。そして『デリバリー編』では、過去作にも登場した五郎の友人である村田雄浩演じる滝山がまさかのデリバリー配達員として登場する。

松重豊(井之頭五郎)コメント

台本を読んでみての率直な感想

今まで通常の放送と年末年始や夏のスペシャルでしか『孤独のグルメ』はやってません。
今回初めて枠を超えて新たな挑戦に挑むことになりました。
とは言っても限られた予算の中で何が出来るか、皆で頭をひねった結果です。

連続ドラマやスペシャル放送にはない、配信作品ならではの見どころ

原作には店選びに失敗するなどほろ苦いエピソードも存在します。
通常放送では出来ないNGエピソード満載で、ブラック五郎が暗躍する『孤独のグルメ』の暗黒面が描かれた今作品群、10年におよぶ当番組の黒歴史になること請け合いです。

配信を楽しみにしている人へメッセージ

通常放送をお楽しみにしている視聴者の皆様は決して観ないでください。
ここには優雅に腹を満たす井之頭五郎は存在しません。しかしこれまでのシーズンに飽きた方、もしくはアンチの方は是非どうぞ。そういった意味で、初めて『孤独のグルメ』を観る方は通常シーズンをお薦めします。

小松幸敏(テレビ東京プロデューサー)コメント

今年で放送開始から10年目とプレミアムイヤーの孤独のグルメ。今までのシリーズとは一味違った内容で挑む、初の配信オリジナルのオムニバス6本です。皆さんのお口に合うか少し不安もありますがキャスト・スタッフと真剣に新しい『孤独のグルメ』の形を模索した自信作です! クスッと笑える新しい形の『孤独のグルメ』是非、ご賞味ください。

■配信情報
『孤独のグルメ~美味しいけどホロ苦い…井之頭五郎の災難~』
Paravi、ひかりTVにて配信
Paravi:3月31日(木)から一挙配信スタート
ひかりTV:4月1日(金)から一挙配信スタート
出演:松重豊、江上敬子(ニッチェ)、加賀翔(かが屋)、賀屋壮也(かが屋)、北香那、木村了、竹内都子、宮下かな子、村田雄浩
原作:『孤独のグルメ』作・久住昌之/画・谷口ジロー(週刊SPA!)
脚本:田口佳宏、児玉頼子
音楽:久住昌之 ザ・スクリーントーンズ
演出:北畑龍一、佐々木豪、中山大暉
チーフプロデューサー:祖父江里奈(テレビ東京)
プロデューサー:小松幸敏(テレビ東京)、吉見健士(共同テレビ)、北尾賢人(共同テレビ)
コンテンツプロデューサー:松本拓(テレビ東京)、竹田遥香(テレビ東京)
制作協力:共同テレビジョン
製作著作:テレビ東京
(c)2022久住昌之・谷口ジロー・fusosha/テレビ東京
公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume_haishin/
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