4月9日よりテレビ朝日系で放送される小芝風花主演ドラマ『妖怪シェアハウス－帰ってきたん怪－』のポスタービジュアルが公開された。

　本作は、小芝演じる気弱で空気を読むことだけが取り柄だった主人公・目黒澪が、どん底に陥っていたところをシェアハウスで暮らす妖怪たちに拾われ、やがて澪が直面するトラブルや悪い奴らを妖怪たちに助けられながら成敗し、成長していく姿を描いたホラーコメディ。2020年に放送されたドラマシリーズでは、放送文化の向上に貢献した番組を表彰する「ギャラクシー賞」（放送批評懇談会）テレビ部門の2020年9月度月間賞を受賞した。

　そんな『妖怪シェアハウス』が約1年半の時を経て、4月クール土曜ナイトドラマ『妖怪シェアハウスー帰ってきたん怪ー』として復活。さらに、6月には映画『妖怪シェアハウス』が公開され、主演の小芝のほか、松本まりか、毎熊克哉、池谷のぶえ、大倉孝二らレギュラーキャストも続投する。

　新シリーズの舞台は、引っ越し先の閻魔寺にあるシェアハウス。公開されたポスターでは、そのリビングでリモコンを手にした澪（小芝風花）と妖怪たちが何やら鑑賞中。気弱な澪だけでなく、お岩さん（松本まりか）、酒呑童子（毎熊克哉）、座敷童子（池谷のぶえ）、ぬらりひょん（大倉孝二）たち妖怪まで口をあんぐりと開け、驚愕の表情を浮かべている。澪や妖怪たちの隣には、「今度の妖怪は、何かがおかしい…」というキャッチコピーも。

　ポスタービジュアルを手掛けたのは、現在放送中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』や映画『キングダム』でポスターグラフィックを担当したアートディレクターの吉良進太郎。吉良は、「また妖怪がいる日常が帰ってくる！をコンセプトに妖怪なのにホラー映画を見て驚いてしまってるビジュアルにしました！ 　親近感の湧くポスターになったと思います！ 」と、今回のビジュアル作成についてコメントを寄せた。

　また、『妖怪シェアハウス』を盛り上げる上で欠かせないのが、誰もが一度は聞いたことがある伝説の妖怪たち。新シリーズでも個性豊かなゲスト妖怪たちが続々と登場する。今回その中からひと足先に、“河童”と“お歯黒べったり”のビジュアルが公開された。

　頭の上に丸い皿をのせ、手には大きな水かき、背中には甲羅という河童姿を披露したのは、蜷川幸雄主宰の若手演劇集団『さいたまネクストシアター』の第一期生で、舞台をはじめ、ドラマ、映画と数多くの作品で活躍する小久保寿人。小久保はこの河童に扮するために精妙な特殊メイクが施され、メイクにかかった時間はなんと2時間半。また、小久保は今回、泳ぐシーンが多いため、ストイックに筋肉作りを行ってから撮影に挑んだそう。

　そして、もう1枚公開されたのは、白塗りの顔に、赤い大きな口と黒い歯が不気味なお歯黒べったりに扮した村岡希美と内田慈。目と鼻はなく、お歯黒を付けた大きな口で人を驚かす妖怪が、本作では姉妹として登場する。息のあった演技を見せる村岡と内田は、今回が初共演となる。

　ほかにも、小豆洗いや山びこ、絡新婦、化け狸、ダイダラボッチなど、本作に登場予定の伝説の妖怪たちが、宇治茶の描く“ゲキメーション”ビジュアルとともに公開された。

■放送情報
土曜ナイトドラマ『妖怪シェアハウス－帰ってきたん怪－』
テレビ朝日系にて、4月9日（土）スタート 毎週土曜23:00〜23:30放送
※初回は1時間スペシャルとして23:00〜00:00放送
出演：小芝風花、松本まりか、毎熊克哉、池谷のぶえ、大倉孝二、池田成志、豊田裕大
脚本：西荻弓絵、綿種アヤ
演出：豊島圭介、山本大輔
エグゼクティブプロデューサー：内山聖子
プロデューサー：飯田サヤカ、宮内貴子
制作：テレビ朝日
制作協力：角川大映スタジオ
(c)テレビ朝日