ディーン・フジオカ、『津田梅子』で華麗なダンス披露 田中圭は撮影前夜眠れなかった?

 3月5日にテレビ朝日系で放送される広瀬すず主演のスペシャルドラマ『津田梅子 ~お札になった留学生~』に出演するディーン・フジオカと田中圭の場面写真とコメントが公開された。

 本作は、新紙幣の“顔”、津田梅子の青春をたどる人間ドラマ。2024年、20年ぶりに新紙幣として、新たに5000円札の顔として描かれるのは、日本初の女子留学生としてアメリカに渡り、のちに女子教育の先駆者として活躍した津田梅子(幼名・梅)。女性も自分の意思で未来を選択し、自立していく力が必要と信じ、明治という変革期を力強く駆け抜けた彼女の青春を広瀬が体現する。脚本を手がけるのは、『知ってるワイフ』(フジテレビ系)の橋部敦子。

 物語は、アメリカ留学を終えて帰国した17歳から、アメリカに再留学する25歳までをメインに構成。梅子(広瀬すず)は、11年間という長い留学を終えて希望を胸に帰国したものの、当時の日本には思い描いていたような仕事がなく、自力で収入を得る難しさに直面することに。留学仲間が結婚という道を選ぶ中、自分はどうするべきなのか。淡い恋心に揺れ、思い悩むさまなど、誰も知らない“津田梅子”を描く。

 本作で歴史上の偉人として名高い2人を演じるディーンと田中。初代文部大臣・森有礼に扮するディーンは、鹿鳴館の舞踏会シーンでダンスを披露。一方、田中は初代内閣総理大臣・伊藤博文の知られざる一面を人間味たっぷりに演じた。

 1871年、日本初の女子留学生としてアメリカへと旅立った梅たちを現地で手厚く支えたのが、のちに初代文部大臣となる森だった。当時、森は初代駐米公使である“少弁務使”という立場にあり、彼女たちのホームステイ先を探すなど熱心にサポート。その後、1885年の内閣制度の成立とともに、第一次伊藤内閣のもと初代文部大臣に就任したが、留学中も帰国後も常に梅子の精神的支えとしてあり続けた。

 ディーンは、NHK連続テレビ小説『あさが来た』とNHK大河ドラマ『青天を衝け』の2作品で五代友厚役を演じたが、森と五代は同じ薩摩藩出身。五代の引率のもと、幕末に“薩摩藩第一次英国留学生”、いわゆる“薩摩スチューデント”としてイギリスに留学したという深い縁がある。

 本作では、『青天を衝け』の五代より大きなひげをたくわえながら、五代とはまたタイプの異なるスマートな明治の男に扮する。英語のセリフもあるほか、鹿鳴館のシーンでは妻・常役の咲妃みゆをエスコートしながら燕尾服姿でダンスを披露した。ディーンは、「森有礼は、時代の先を見据え、日本の未来の為に行動した方なのだという印象を受けました。この作品『津田梅子 ~お札になった留学生~』は現代の日本につながる歴史の流れを身近に感じさせてくれる作品になっていると思います」とコメントを寄せた。

 また、初代内閣総理大臣の伊藤は、近代日本の礎を築いた元老として知られているが、本作では芸者たちと騒ぎながら帰宅する場面も描かれている。誰もが知る偉人の意外な一面を演じるにあたり、田中は「みなさんがイメージしている、偉人としての伊藤博文像にはない姿が登場するワンシーンがあり、どう演じようかなとずっとソワソワして、撮影前夜は眠れませんでした」と演技に挑んだ心境を吐露した。

 そして、明治という変革期を扱った物語について、「この作品には、僕らが受け継いでいただかなくてはいけないものが数多く描かれているので、楽しみつつも何かを感じていただければ」と語った。

コメント

ディーン・フジオカ(森有礼役)

森有礼は外交官として活躍した人物として知られていると思います。今回演じさせて頂いて、時代の先を見据え、日本の未来の為に行動した方なのだという印象を受けました。
この作品『津田梅子 ~お札になった留学生~』は現代の日本につながる歴史の流れを身近に感じさせてくれる作品になっていると思います。

田中圭(伊藤博文役)

みなさんがイメージしている、偉人としての伊藤博文像にはない姿が登場するワンシーンがあり、どう演じようかなとずっとソワソワして、撮影前夜は眠れませんでした。
この作品には、先人たちの思いや今も受け継がれているもの、そしてまた僕らが受け継いでいただかなくてはいけないものが数多く描かれているので、楽しみつつも何かを感じていただければうれしいです。

■放送情報
『津田梅子 ~お札になった留学生~』
テレビ朝日系にて、3月5日(土)21:00〜放送
出演:広瀬すず、池田エライザ、佐久間由衣、宮澤エマ、平岩紙、井之脇海、ディーン・フジオカ、田中圭、内田有紀、伊藤英明、原田美枝子
脚本:橋部敦子
監督:藤田明二(テレビ朝日) 
音楽:葉加瀬太郎
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:神田エミイ亜希子(テレビ朝日)、中込卓也(テレビ朝日)
山形亮介(角川大映スタジオ)
制作著作:テレビ朝日
制作協力:角川大映スタジオ
(c)テレビ朝日

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