Eveの音楽映画『Adam by Eve』限定公開&Netflix配信 スタジオカラーによる新作アニメも

 音楽アーティストEveの初映画『Adam by Eve:A Live in Animation』が、3月15日よりNetflixで世界同時配信、TOHOシネマズ 池袋ほかにて1週間限定公開されることが決定した。

 インターネット上で歌い手として活動を始め、YouTube動画総再生回数は15億回、チャンネル登録者数370万、主要SNSの総フォロワー数は300万人越えのシンガーソングライター・Eve。本作は、Eveが書き下ろす新作楽曲と新作アニメーション、そしてこれまでのヒット曲で彩られる実写ドラマとライブの撮り下ろし映像を軸に、作品全体がひとつのストーリー仕立てとなる音楽映画だ。

 本作の企画には、映画『君の名は。』『天気の子』のプロデューサー・川村元気、総監督には「僕らまだアンダーグラウンド」「打ち上げ花火」などのミュージックビデオを手がける依田伸隆監督が名を連ねた。物語を牽引する実写ドラマには、俳優・モデルの羽音と、歌手やモデル・タレントとして活躍するあのが出演し、女子高生2人のドラマが展開される。

 高校生のアキは、親友タキと放課後にファミリーレストランに来ていた。タキはアキに、昨日見た「ひとつ目」に襲われる夢について語る。タキは夢の話を終えると「ドリンクバー行ってくる」と席を立つが、そのまま彼女が帰ってくることはなかった。アキは突然消えてしまったタキを探し、東京を彷徨う。時を同じくして、東京で暮らす多くの人が同時多発的に「ひとつ目」を夢に見たと言い始める。そしてアキも、次第に謎の存在「ひとつ目」によって作られた奇妙な世界へと迷い込んでいく。タキの声に導かれてアキがたどり着いたのは、虚構の「渋谷」の街。そこで彼女が出会ったものは……。

 また、本作では新曲2曲にあわせ、完全新作アニメーションが登場。新曲「暴徒」の映像は、『エヴァンゲリオン』シリーズのスタジオカラーが手がけ、所属する吉崎響が監督を担当。一方、新曲「退屈を再演しないで」は、Eveの初期曲である「お気に召すまま」「トーキョーゲットー」などのMVを制作したアニメーション作家Wabokuが手がける。さらに、Eveのヒット曲「廻廻奇譚」では、Eve自身が異世界に入り込んだような映像を、VFXアーティスト集団kahkiとディレクターの佐伯雄一郎が作り上げた。

映画『Adam by Eve:A Live in Animation』ティザー映像

 あわせて、本作のキービジュアル、場面写真およびティザー映像も公開された。

 また、出演者のEve、羽音、あの、依田監督、そして各アニメーションパートの監督からコメントが寄せられている。

コメント

Eve

ライブができなくなってしまってから2年、ライブとはまた違った新しい形で何か届けることはできないかというところから始まりました。
アニメーションとライブとCG、そして物語と、非日常的な体験をさせて頂き楽しかったです。是非新鮮な気持ちで観て頂けたらと思います。そして次はライブでお会いしましょう。

羽音

初めての映像作品でこの作品に出演出来た事に喜びと感謝でいっぱいです。全てが初めての経験だったので、作品がどの様に出来ていくのかを間近で学べましたし、スタッフの皆さんの作品に対する熱を普段とは違う視点で感じる事が出来ました。アキとしてEveさんの世界に入れて、幸せでした。そこにアニメ、ライブ映像、3DCGが融合され、今までに観たことのないような映像作品になっていると思います。皆様の元に届く日が待ち遠しくて、本当に本当に楽しみです。

あの

撮影時には想像できなかったような今まで見たことないような全く新しい作品、映像美になっていて驚きました。アニメーションもとても迫力的で破壊的でそこがまたドラマと合わさっていく感覚が新感覚で是非皆さんに見て頂きたいです。

依田伸隆(監督・脚本・編集)

Eveという存在はどのような定義に当てはめられるのか? Eve君本人は勿論アーティスト、音楽家である事は間違いないのですが考えれば考える程Eveというのは「概念」みたいな事なのではないか?と思うようになりました。この作品は俳優によるドラマもありながら実写やアニメーションのMVなどあらゆるものが混在し、分断され、唐突に再出現したりする世界です。Eveという概念を理解するためにあの手この手を使って近づこうとした記録でもあります。是非ご覧ください。

吉﨑響(スタジオカラー/『暴徒』監督)

暴れます。

Waboku(『退屈を再演しないで』監督)

物語のエンドロールが流れるころ、充足感の一方で惜別と空虚さを感じる事が多々あります。 Adam by Eveでは「終わる間際まで退屈を感じないように」という事を念頭にMV制作を進めました。 
実写だけではなく、ライブフィルムやMVが各々役割をもって一つの作品に紡ぎあげられています。 ぜひ楽しみにしていてください。

佐伯雄一郎(『廻廻奇譚』監督)

オリジナルMVに続き「廻廻奇譚」パートのディレクションを担当しています。数々の楽曲の言霊によって構築された世界でEveがパフォーマンスを繰り広げるといった内容で、VFXチームkhakiの3DCG、手描きの2Dアニメーション等、MVのテイストをベースした様々な表現を楽しんで頂けたらと思います。

※吉崎響

■公開情報
『Adam by Eve:A Live in Animation』
3月15日(火)より、Netflixにて配信開始、TOHOシネマズ 池袋ほかにて1週間限定上映
出演:Eve、羽音、あの
監督・脚本・編集:依田伸隆
「暴徒」監督:吉崎響/アニメーション制作:スタジオカラー
「退屈を再演しないで」監督:Waboku
「廻廻奇譚」監督:佐伯雄一郎/VFX:khaki
企画・プロデュース:STORY inc.
企画:川村元気
(c)2022「Adam by Eve」製作委員会
公式サイト:https://adam-by-eve.com/
公式Instagram:instagram.com/adam_by_eve/

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