小野花梨「萌音ちゃんの印象は安子ちゃんそのもの」 『カムカムエヴリバディ』出演を語る

 11月1日よりスタートしたNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』。第3話より登場した小野花梨よりコメントが寄せられた。

 本作は、昭和・平成・令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く物語。京都・岡山・大阪を舞台に、時代を超えた愛すべきヒロインたちの日常に寄り添っていく。

 小野が演じるのは、安子(上白石萌音)の幼なじみで、ちょっとクールでしっかり者の親友・水田きぬ。御菓子司「たちばな」と同じ商店街にある豆腐屋「水田屋とうふ」の娘だ。

 小野は“朝ドラ”のオーディションは何度も受けてきたようで、出演が決まったときは「本当にうれしかった」と語る。その一方、合格には自信がなかったそうで、「オーディションの項目に長めの英文を読むというのがあったんですが、実は私、英語が苦手で(小声)。『ハロー』『グッドモーニング』が精一杯(笑)。ですので、『ハロー、エブリワン』とカタカナ読みになってしまって『やばい! 落ちた~!』と思っていました」とオーディション時の裏側を明かした。

 演じるきぬのことは「おませで大人びた女性」と分析。「難しいのは、14歳の子が読むからこそのおもしろさがあるセリフの表現です。まだ幼いのにおませなことを言う『ちぐはぐ』がおもしろいと思うのですが、私自身は22歳(笑)。22歳の女性がこのセリフを言ってもまあまあ妥当なので、そんな印象になってしまうともったいないですし、年齢感だけはちゃんと『14歳だぞ、14歳だぞ』と言い聞かせて毎シーンやるようにしています。私自身ときぬちゃんでは、考えるスピードが違いますね。最終的にきぬちゃんの出す答えに私もたどり着けたとしても、きぬちゃんは早いんですよ。私は、結構熟考してしまうというか、悩み込んだ末に同じぐらいのレベルの答えを出すんだろうなと思うから、きぬちゃんを尊敬する気持ちが強いです」ときぬと自身の違いを語った。

 初代ヒロイン・安子を演じる上白石萌音については、「萌音ちゃんの印象は安子ちゃんそのものですね。ほんとうに愛らしくて素直で優しくて、まったりしていて。もう昔からあんこといっしょに生きてきた子みたいな(笑)。もちろんいろんな出演作を拝見させていただいて、同年代の女優さんとしても大尊敬していますし、人柄もすごくすてきで大好きな女優さんです。今回こうしてご一緒できてうれしいです」と絶賛。

 最後に視聴者に向けて、「この作品はほっこりするところも当然あるんですけど、何度台本を読んでもほんとうに涙が止まりません。なんでこんなにスッと登場人物みんなに共感できて、みんなを愛せるんだろうと考えてみたら、ひとりひとり嫌味のない素直さがあるというか、みんなまっすぐに人を思っていて、あたりまえに優しく生きているからかなと思いました。 “朝ドラ”は朝起きて一番最初に観る物語になると思うんですが、1日の初めの物語にふさわしい、あたたかく優しい物語。私もこの作品の登場人物のひとりになれることをとってもうれしく思いながら、毎日毎日楽しく頑張って撮影していますので、ぜひご覧いただければと思います」とメッセージを送った。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:上白石萌音、深津絵里、川栄李奈ほか
脚本:藤本有紀
制作統括:堀之内礼二郎、櫻井賢
音楽:金子隆博
主題歌:AI「アルデバラン」
プロデューサー:葛西勇也・橋本果奈
演出:安達もじり、橋爪紳一朗、松岡一史、深川貴志、松岡一史、二見大輔、泉並敬眞ほか 
写真提供=NHK

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