クロエ・ジャオ監督も大絶賛 『エターナルズ』セルシ役ジェンマ・チャンの“ハマり役ぶり”
11月5日に劇場公開されるマーベル・スタジオ映画『エターナルズ』に出演するジェンマ・チャンについて語った監督のクロエ・ジャオのコメントが公開された。
『ノマドランド』のクロエ・ジャオが監督を務めた本作は、様々な脅威から地球を守ってきた“アベンジャーズ”が誕生するよりもはるか昔から地球に存在し、何世紀もの間、人知れず人類を見守ってきた“エターナルズ”の物語。
アベンジャーズに次ぐ新たなヒーローチーム“エターナルズ”が描かれた本作で、物語のカギを握る重要なキャラクターとなるセルシ役に抜擢されたのは、ハリウッド女優のジェンマ・チャン。ジャオ監督は「彼女はセルシに優しさ、思いやり、脆弱性をもたらしてくれた」とチャンの演技を絶賛しているが、チャンは勉学・水泳・音楽など多彩な才能を持つ努力家として知られている。
セルシは10人いるエターナルズの中でも中心メンバーとなっているが、ジャオ監督は「このジャンルではめったに見られない“女性らしいヒーロー”を作ることは、私にとって情熱的なことだった。ジェンマ・チャンはこのアイデアにも興味を持って挑戦してくれ、セルシに優しさ、思いやり、脆弱性をもたらしてくれた。これによって観る人のヒーローの見え方も変わると思う」と女性らしさ溢れるヒーローを描けたことに喜びを見せ、チャンのハマり役ぶりを絶賛した。そんなチャンは、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長とジャオ監督ら製作陣から名指しでセルシ役に選ばれた。
彼女は、昔から向上心に溢れ、10代の頃は全国レベルの競泳選手、そしてヴァイオリンとピアノは在学中に英国王立音楽学校 (ABRSM)関連委員会の卒業証書を取得するほどの実力を持つ。学生時代は英国の高等教育情報誌『タイムズ・ハイヤー・エデュケーション』で公表されるTHE世界大学ランキングで6年連続トップ(東京大学は35位)をキープしているオックスフォード大学で法律を学んでいた。大学卒業後はロンドンの一流法律事務所に就職が決まっていたにもかかわらず、両親の反対を押し切ってまで演技学校へ通い、見事女優デビュー。引っ込み思案で注目を浴びるのが苦手だというチャンが「演じている時なら何でもできると思える」と演技に対して前向きな姿勢を見せるように、デビュー後は『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のマダム・ヤ・ジョウ役や『クレイジー・リッチ!』のアストリッド・レオン=テオ役など数々の人気作品に出演し、ハリウッド女優としての地位を築き上げてきた。
キャストには、チャンのほかにも10年ぶりにアクション映画に出演するハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーや、『ゲーム・オブ・スローンズ』のリチャード・マッデンとキット・ハリントン、『新感染 ファイナル・エクスプレス』のマ・ドンソク、『フリーダ』のサルマ・ハエックらが参加している。
■公開情報
『エターナルズ』
11月5日(金) 全国公開
監督:クロエ・ジャオ
出演:ジェンマ・チャン、リチャード・マッデン、アンジェリーナ・ジョリー、サルマ・ハエック、マ・ドンソク、キット・ハリントン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)Marvel Studios 2021