『カムカムエヴリバディ』主題歌がAI「アルデバラン」に決定 ヒロイン3人からコメントも
NHK連続テレビ小説第105作目『カムカムエヴリバディ』の主題歌がAIの「アルデバラン」に決定した。
本作は、昭和・平成・令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く物語。京都・岡山・大阪を舞台に、時代を超えた愛すべきヒロインたちの日常に寄り添っていく。
大正を生きる最初のヒロイン安子を上白石萌音、昭和30年代を生きる安子の娘・るいを深津絵里、昭和40年代から令和までを生きる、るいの娘・ひなたを川栄李奈がそれぞれ演じる。
「アルデバラン」は『カムカムエヴリバディ』のために制作されたオリジナルソングで、作詞作曲は森山直太朗が担当。AIは歌詞の中のある一節について、「“笑って笑って”という歌詞がありますがいつもの自分が言う“笑って”じゃなく、今回は一緒に乗り越えていこうっていうメッセージを込めて歌いました」とコメントを寄せている。
また、本楽曲は放送に先駆けて、上白石萌音が出演する9月28日放送の『うたコン』(NHK総合)に、AIが出演し初披露する。ドラマの本編映像も初公開される予定だ。
コメント
AI(主題歌)
今回、この『カムカムエヴリバディ』の主題歌をということで、初のNHK連続テレビ小説ってこともあって気合いが入りすぎて、最初はどういう曲にすればいいのか迷いに迷い、やっと出会えた1曲です。
「アルデバラン」この曲の作詞作曲は森山直太朗さんです。
“笑って笑って”という歌詞がありますがいつもの自分が言う“笑って”じゃなく、今回は一緒に乗り越えていこうっていうメッセージを込めて歌いました。
ドラマの主人公の人生と一緒にそして今この時代、いろんなことが起きてるこの時代に頑張ってる人に伝えたい1曲です。
どうか届きますように。
上白石萌音(初代ヒロイン・安子役)
この曲の美しい調べは、聴く時々で幸せいっぱいにもどこかさみしげにも聴こえます。
物語の中のどんな出来事にもこの曲が寄り添ってくれるということが、本当にうれしく心強いです。
曲の中で歌われる「君」に、わたしはいつも娘のるいを重ねてしまいます。
歌詞にもある、大切な人の幸せを願う気持ちが、母娘の100年をつなぐのだと思います。
この曲のように愛とぬくもりに満ちた作品です。楽しみにお待ちいただけるとうれしいです。
深津絵里(2代目ヒロイン・るい役)
いち出演者である私が、
AIさん、森山直太朗さん、斎藤ネコさんの作品について
あれこれいうのはおこがましいのですが、ドラマよりドラマでした。
心を揺さぶられ、奪われ、満たされました。
―笑って笑って愛しい人―
この言葉が大好きです。
川栄李奈(3代目ヒロイン・ひなた役)
すべてを包みこんでくれるような優しい歌声とすてきな歌詞に心打たれました。
AIさんの歌声には人の心を温かい気持ちにさせてくれるパワーがあり、私自身もいつも元気をもらっています。
この歌と共に視聴者のみなさんの心を動かせるよう、より一層頑張ろうと思います。
毎朝アルデバランを聞けることを今から楽しみにしています。
堀之内礼二郎(制作統括)
「100年に渡る物語を作る」。この大きな構想を思い浮かべた時、イメージしたのはどこまでも遠く、深く届く歌でした。宇宙の果てからやってきて、海の底まで届く陽の光のような、あたたかで明るい声。AIさんのことが頭に浮かんだ瞬間から、AIさんのことしか考えられなくなりました。圧倒的な歌唱力、そして世界を良くしようとさまざまな活動を続ける行動力と人間性に、太陽のような存在感を感じました。
そしてできあがったのが今回の主題歌です。タイトルの由来は、牡牛座の一等星「アルデバラン」。東の空から現れる時、昴(プレアデス星団)に続いて登ってくることから、アラビア語で「後に続くもの」という意味の名がつけられたそうです。ヒロインとしての意味、役割を後から続くヒロインが受け取ってつないでいくこの物語に、まさにぴったりの主題歌だと感じています。AIさんが歌う「アルデバラン」と三人のヒロインが紡ぐこの物語の世界に、ぜひカムカムエヴリバディ!
■放送情報
NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
2021年11月1日(月)放送開始
総合:午前8:00~8:15、(再放送)12:45~13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30~7:45、(再放送)11:00 ~11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:上白石萌音、深津絵里、川栄李奈ほか
脚本:藤本有紀
制作統括:堀之内礼二郎、櫻井賢
音楽:金子隆博
主題歌:AI「アルデバラン」
プロデューサー:葛西勇也・橋本果奈
演出:安達もじり、橋爪紳一朗、松岡一史、深川貴志、松岡一史、二見大輔、泉並敬眞ほか
写真提供=NHK