『イタイケに恋して』で見られる菊池風磨の素顔 バラエティやYouTubeでも活躍続く

 夏ドラマがスタートして約1カ月。各作品ともストーリーが展開しはじめ、面白くなってきているところだ。どの作品もそれぞれの良さがあるが、癖になる面白さを発揮している作品がある。『イタイケに恋して』(読売テレビ・日本テレビ系)だ。

 同作は、渡辺大知演じる影山信博、Sexy Zone・菊池風磨演じる飯塚将希、アイクぬわら演じるマリック・ジョンソンJr.の3人が主人公のラブコメディ。恋愛インフルエンサー“ブル美”こと弘田佐知(石井杏奈)が作った「恋愛サイエンス総合研究所」にて、3人の男たちが住み込みで助手のバイトをすることから物語が始まる。「恋愛サイエンス総合研究所」には恋愛に関する様々な悩みを抱える相談者たちがやってくるのだが、佐知は姿を明かさず、代わりに飯塚、影山、マリックが相談に乗っていく。全くキャラが違う3人が毎回わちゃわちゃしつつも、最終的には相談者の心が軽くなっている様が見ていて心地よい。どの役者もキャラクターが活きる魅力的な演技を見せているのだが、ひと際イキイキしているように見えるのが菊池だ。

 菊池演じる飯塚将希は、劇団・爆裂バナナハンターQの看板役者。売れる気配は全くないが、自分に自信があり、売れる自信もたっぷり。いわゆる“チャラい男”で、住み込みのバイトをすることになったきっかけもヒモとして転がり込んだ彼女の家を追い出されてしまったっため。惚れっぽさも天下一品で、「恋愛サイエンス総合研究所」に相談に訪れた女性にはほぼ毎回告白をしている。一昔前のチャラ男のようにすぐに「ヒュ~」と口笛を吹いたり、毎回ストーリーが佳境に入ると「今!?」というタイミングで告白をしていたり、なかなかに濃いキャラなのだが、ピュアで愛されキャラであるため、なぜか憎めないという男だ。作中、チョコレートプラネット・松尾駿がモノマネする坂上忍のモノマネなどの小ネタも挟み込まれており、菊池自身が楽しんでいる様子が伝わってくるのだ。

 菊池といえば、昨今はバラエティ番組でもめきめきと頭角を現している。『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)では全裸ドッキリを仕掛けられるのがお決まりになっており、そのリアクションもかなり好評だ。7月4日放送の『ニノさん』(日本テレビ系)では、「裸が似合うのは菊池風磨or上島竜兵」というアンケートでまさかの多数派を獲得しており、バラエティでの活躍が世間に浸透していることが証明されていた。

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