川口春奈と横浜流星が衝撃のキス! 『着飾る恋』思わぬ展開への転がりっぷりが面白い

 「無理をしないでいい」「好きなことをしたらいい」そう言われて、困ってしまう人は少なくないのかもしれない。それは、現代人があまりにも「やるべき」ものに縛られている状態が普通になっていまったから。このシェアハウスは、そんな「やらなければならない」から卒業し、自分の「好き」を大事に生きようとする人たちが集まってくる場所のようだ。

 火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』(TBS系)第2話。コロナ禍のない世界線で描かれる本作は、満開の桜のもとで花見が行なわれた。50歳という大きな節目に海外留学を決めた香子(夏川結衣)は、人生を語り始める。

 毎日業務に追われて、できないことだらけできつかった20代。結婚、出産、誰とどう生きていくのか、あるいは1人で生きていくのかに迷いまくる30代。仕事の先行き、家族の問題、自分の健康とさらに悩みが複雑になっていく40代……ずっと悩んで生きていく。それが人生だ、と。

 そんな香子の話を同意しながら広げていくのは、陽人(丸山隆平)だ。さすがオンラインカウンセラーという職業柄、人の話を受け止めるプロ。突然、行方知れずになってしまった葉山を想う、傷心モードの真柴(川口春奈)の本音もスムーズに引き出して、心の整理をサポートする。

 さらに、思うように創作活動が進まないアーティストの羽瀬(中村アン)を落ち着かせ、素晴らしい桜の絵を描かせた。その素振りから、きっとかつて自分の店を手放すことになったハトコの駿(横浜流星)のことも見守ってきたのだろうと想像ができる。

 悩み多き人生。迷わず突き進むも、大いに迷うも、どちらも正解。だからこそ、悩みは尽きない。そんなとき陽人のように、決して押し付けず、そして踏み込みすぎず、呼吸の仕方を思い出させてくれるような存在が家にいてくれたら、どんなに助けられるか。この心強いと思える存在がいる場所が「ホーム」なのだとしたら、このシェアハウスメンバーは徐々に「家族」になろうとしているのだろう。