HBOドキュメンタリー『Allen V Farrow（原題）』が、U-NEXTにて5月26日より独占配信されることが決定した。

　『アニー・ホール』『マンハッタン』『ブルージャスミン』『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』など、アカデミー賞92年間の歴史上4番目に多いノミネート歴を誇る、映画界の巨匠ウディ・アレン。80年より女優ミア・ファローと公私を共にし、ふたりはハリウッドきってのパワーカップルとして知られていたものの、1992年、アレンによる当時7歳の養女ディランへの性的虐待をファローが告発。アレンは虐待を否定し、 証拠不十分として訴追されることなく1994年に裁判は終了した。

　しかし、世間を揺るがしたスキャンダルから26年の時を経た2018年、成人した養女ディランがテレビのインタビューでアレンを再告発。グレタ・ガーウィグやコリン・ファース、ティモシー・シャラメ、セレーナ・ゴメスら多くの俳優が、「アレンの映画に出演したことを後悔」「二度と彼の作品には出ない」と声明を発表、出演料を慈善団体に寄付する一方で、旧友であるダイアン・キートンやアレック・ボールドウィン、スカーレット・ヨハンソンはアレンを擁護するなど、ハリウッド中を巻き込んだスキャンダルが再熱した。

　HBO制作の本作では、ハリウッドの一大スキャンダルの裏側で何があったのか、2年間にわたる緻密なリサーチの末に、今まで世に出ることのなかった当時の電話の通話記録やファミリームービー、裁判書類や警察の証拠品などを特別に入手。ミア・ファローや養女ディラン、そしてファローとアレンの息子でジャーナリストのローナン・ファロー、友人や親戚、捜査に関わった人々の独占インタビューを織り交ぜながら、一大スキャンダルの真相に迫る。監督を務めたのは、『見えざる戦争』でアカデミー賞、『ハンティング・グラウンド』でエミー賞にノミネートされたカービー・ディックとエイミー・ジーリング。

　本作のHBOでの放送、HBO Maxでの配信を受けて、今度はParamount+がアレンへのロングインタビューを収めた『The Woody Allen Interview（原題）』を配信するなど、全米を巻き込み、いまもなおウディ・アレン論争は続いている。

　さらにU-NEXTでは、タイガー・ウッズの栄光と挫折を描いたHBOドキュメンタリー『タイガー・ウッズ / 光と影』、リドリー・スコット製作総指揮のHBO Maxオリジナルドラマ『レイズド・バイ・ウル ブス / 神なき惑星』のほか、『セックス・アンド・ザ・シティ』や『チェルノブイリ ーCHERNOBYLー』といったHBOの人気作も見放題で独占配信している。

■配信情報
『Allen V Farrow（原題）』
U-NEXTにて、5月26日（水）より見放題で独占配信（全4話）
監督：カービー・ディック、エイミー・ジーリング
出演：ミア・ファロー、ディラン・ファロー、ローナン・ファロー、カーリー・サイモン、フランク・ マコほか
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