松村北斗、たゆまぬ情熱で“演技派”の座へ 朝ドラ出演も決定で今年はターニングポイントに?

 また『レッドアイズ 監視捜査班』でも、自身が演じている天才ハッカーの小牧要について、「小牧は一人だけ色味やデザイン性があるんです。身なりは人を表すと思っているので、今回は衣装合わせの後に役作りをした」「小牧のキャラクター性としてある“人の心に土足で踏み込んでいく”感は、何かひとつ飛び超えて可愛さに繋がるといいなという思いでやっていた」(参考:亀梨和也「秘密の男子トークもしています(笑)」 松村北斗と『レッドアイズ』を語る)と語っている。単純に演じる、役作りをする、だけでなく役に対しての自分なりの解釈を深く入れ、咀嚼しているのだ。多くの役者がやっていることだが、本業がアイドルの松村がここまで演技に向き合うのは情熱がないとできないのではないだろうか。

 『ライアー×ライアー』においても、耶雲哉治監督が「主演俳優・松村北斗が熱を持ってるっていうことは、スタッフ全員にやっぱり伝わっていて。カメラマンから『透の顔、こっちから撮ったほうがいいんじゃない?』みたいな話とかも出たし。(中略)熱がみんなの動かす力になるよね」「松村くんは、すごくディスカッションが多いなと思ったのよ。そういう意味では、一緒に作っている感じがすごくしたのね」(引用:SixTONES・松村北斗、森七菜の“演技の熱量”に恐怖!?「“俺、お芝居をやめちゃうな”と思って…」|マイナビニュース)と、松村の情熱に言及している。『ライアー×ライアー』が評価されるのは、松村の演技に対する高い熱量が作品に反映されているから、と言っても過言ではないだろう。

 これまでも演技での注目を集めていた松村だが、さらに高みに上った印象だ。連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK総合)への出演も決定した2021年、松村の演技のキャリアにとってターニングポイントになる年となるかもしれない。

■公開情報
『ライアー×ライアー』
全国公開中
出演:松村北斗(SixTONES)、森七菜、小関裕太、堀田真由、七五三掛龍也(Travis Japan/ジャニーズJr.)、板橋駿谷、竹井亮介、相田翔子
原作:金田一蓮十郎『ライアー×ライアー』(講談社『KCデザート』刊)
監督:耶雲哉治
脚本:徳永友一
製作:『ライアー×ライアー』製作委員会
制作プロダクション:アスミック・エース、ROBOT
配給:アスミック・エース
(c)2021『ライアー×ライアー』製作委員会 (c)金田一蓮十郎/講談社
公式サイト:https:// liarliar-movie.asmik-ace.co.jp/ 
公式Twitter : @liarliar_movie
公式Instagram:@liarliar_movie

関連記事