アレサ・フランクリンの幻のライブが映像化 『アメイジング・グレイス』5月28日公開決定

 1972年に行われた“ソウルの女王“アレサ・フランクリンによるコンサート・フィルムが、『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』の邦題で5月28日よりBunkamura ル・シネマほかにて全国公開されることが決定した。

 

2018年8月16日、惜しくもこの世を去ってしまったアレサ・フランクリン。1972年1月13日と14日、ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会で行われたライブを収録したライブ・アルバム『AMAZING GRACE』は、300万枚以上の販売を記録し大ヒット。史上最高のゴスペル・アルバムとして今もなお輝き続けている。

 本作は、コーネル・デュプリー(ギター)、チャック・レイニー(ベース)、バーナード・パーディー(ドラム)らに加え、サザン・カリフォルニア・コミュニティ聖歌隊をバックに、アレサが自らのルーツである“ゴスペル“を歌い上げた『AMAZING GRACE』でのライブを、ドキュメンタリー映画として撮影したもの。映画『愛と哀しみの果て』でアカデミー賞受賞経験も持つシドニー・ポラックが監督を務める。

 アルバム発売の翌年に公開される予定だった本作だが、カットの始めと終わりのカチンコがなかったために音と映像をシンクロさせることができないというトラブルに見舞われ、未完のまま頓挫することに。しかしいま、長年の月日が経てテクノロジーの発展も後押しし、ついに映画が完成した。

 公開されたポスタービジュアルでは、フランクリンのライブでの印象的な横顔が切り取られている。

■公開情報
『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』
5月28日(金)、Bunkamura ル・シネマほか全国公開
撮影:シドニー・ポラック
映画化プロデューサー:アラン・エリオット
出演:アレサ・フランクリン、ジェームズ・クリーブランド、コーネル・デュプリー(ギター)、チャック・レイニー(ベース)、ケニー・ルーパー(オルガン)、パンチョ・モラレス(パーカッション)、バーナード・パーディー(ドラム)、アレキサンダー・ハミルトン(聖歌隊指揮)ほか
配給:ギャガ
原題:Amazing Grace/2018/アメリカ/英語/カラー/90分/字幕翻訳:風間綾平/2018
(c)Amazing Grace Movie LLC
公式サイト:http://gaga.ne.jp/amazing-grace/

関連記事