柄本佑主演『痛くない死に方』予告編公開 田村淳、余貴美子、宇崎竜童のコメントも

 2月20日よりシネスイッチ銀座ほかにて全国順次公開される柄本佑主演映画『痛くない死に方』の予告編が公開された。

 『TATTOO<刺青>あり』『BOX 袴田事件 命とは』の高橋伴明が監督を務めた本作は、在宅医療のスペシャリスト・長尾和宏のベストセラー『痛くない死に方』『痛い在宅医』を映画化した人間ドラマ。在宅医療に従事する河田仁が、在宅医としてあるべき姿を模索するさまを描く。主演の柄本のほか、坂井真紀、奥田瑛二、余貴美子、宇崎竜童、大谷直子が出演する。

『痛くない死に方』予告編

 公開された予告編では、在宅医療に従事する河田仁(柄本佑)が、末期の肺がん患者である井上敏夫(下元史朗)や敏夫の娘の智美(坂井真紀)、在宅医の先輩である長野浩平(奥田瑛二)との関わりの中で在宅医としてあるべき姿を模索する姿が映し出されている。

 また、在宅医療を支える訪問看護師役の余と末期がん患者役の宇崎、そして「死に方」の多様性の提案を勉強するために慶應義塾大学大学院に入学したロンドンブーツ1号2号の田村淳よりコメントも到着した。

 なお、本作の原作者で医療監修を務めた長尾のドキュメンタリー映画『けったいな町医者』も2月13日に公開。実際に兵庫県の尼崎市で在宅医として活躍する長尾の現場を徹底的に取材し、命の駆け引きの現場を映像に収めた。本作で主演を務めた柄本がナレーションを担当し、本作でチーフ助監督を務めた毛利安孝がメガホンを取った。

コメント

余貴美子

『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』など何度か他の映画でも訪問看護師の役を演じたことがあるんですが、訪問看護師は、家庭の中にズカズカ入っていってお世話をするので、桜新町のクリニックに勉強に行かせて頂いた際に、人柄や見た目を心がけて見るようにしました。春ちゃんという役を演じるにあたり、700人以上看取っているという、頼り甲斐のあるベテランの方をお手本にさせて頂きました。

『おくりびと』では葬儀屋のお姉さん役でしたが、在宅医療が舞台の本作に参加して、死ぬ間際までどうやって生きていくかが重要だとまざまざと感じました。

本作は、色んな立場での考え方が勉強になる作品だと思います。色んな人間に共感できて、1時間52分があっという間の映画だと思いますので、ぜひご覧ください。

宇崎竜童

いつもは偽装していますが(笑)、本作では末期のがん患者役だったので、髪もヒゲも染めずに出演しました。

柄本佑君演じる在宅医のケアの元、亡くなる役でした。知り合いがたくさんのパイプに繋がれて痛いと言っているのを見てきたので、パイプで繋がれた『痛い死に方』ではなく、本作のように、自宅で枯れて逝ければいいなと思っています。

キャストやスタッフ等沢山の方たちに囲まれての臨終シーンの撮影は、自分の最期の疑似体験のようで、自分もあんな風ににぎにぎしく送ってもらいたいと思いました。

人間、いつ死ぬかわからないので、本作をご覧頂き、死に際について考えて頂ければと思います。

ロンドンブーツ1号2号 田村淳(タレント)

大切な人の最期のとき、ただただ願うのは幸せでいて欲しいということ。
死をポジティブに迎えられるくらい、満足していてほしいということ。そのために何ができるのか、結論は“意思に寄り添う事”だとわかった。

■公開情報
『痛くない死に方』
2月20日(土)、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
監督・脚本:高橋伴明
原作・医療監修:長尾和宏
出演:柄本佑、坂井真紀、余貴美子、大谷直子、宇崎竜童、奥田瑛二、大西信満、大西礼芳、下元史朗、藤本泉、梅舟惟永、諏訪太朗、田中美奈子、真木順子、亜湖、長尾和宏、田村泰二郎、東山明美、安部智凛、石山雄大、幕雄仁、長澤智子、鈴木秀人
製作:内規朗、人見剛史、小林未生和、田中幹男
プロデューサー:見留多佳城・神崎良・小林良二
アソシエイトプロデューサー:鈴木祐介、角田陸 企画協力:小宮亜里
音楽:吉川忠英
制作:G・カンパニー
配給:渋谷プロダクション
製作:「痛くない死に方」製作委員会
(c)「痛くない死に方」製作委員会
公式サイト:http://itakunaishinikata.com/

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