『レッドアイズ』下村勇二アクション監督、亀梨和也を絶賛 「説得力のある動きをされる」

 1月23日より放送がスタートする日本テレビ系土曜ドラマ『レッドアイズ 監視捜査班』でアクション監督を務める下村勇二のインタビューが公開された。

 亀梨和也が主演を務める本作は、『ボイス 110緊急指令室』を手がけたチームが贈るサイバークライムサスペンス。実在の警察組織であるSSBC(警視庁捜査支援分析センター)をモデルとした架空の組織・KSBC(神奈川県警捜査分析センター)を舞台に、愛する人の命を奪われた元刑事と天才的な頭脳を持った元犯罪者たちが、凶悪な連続殺人鬼に迫る。全国で500万台ある監視カメラやNシステムやネット解析・画像分析など日本国中から集まるビッグデータを駆使した最新の科学情報捜査がスピーディーでスリリングな物語を生み出していく。

 下村はアクション監督という仕事について、「チームや人によって違いますが、僕の場合は、先ず台本にあるアクションシーンのドラマと動きをアクションチームで構成してから、ビデオコンテを作ります。その際に実際の撮影を想定したカメラアングルやカット割りを決めます。その後、役者さんのトレーニングをして、撮影現場ではアクション演出はもちろん事故防止の安全管理などもやります。最終的にはそのシーンの編集から効果音までを担当しています」と説明。続けて、「アクションは一人では作れないので、チームとして役割分担をしています。今回はアクション指導の谷本(峰)を助手に付け一緒にアクションシーンを考えています」と語る。

 キャストとのディスカッションも念入りに行っているようで、「アクションをただの暴力に見せないために、戦う意味と必然性を一緒に考えることもあります。キャラクターの性格や特殊技能など裏設定も監督からお話しを伺い、役者さんと話し合った上で撮影していくと、アクションに深みが出てくる。ドラマ全体を通してアクションが浮かないように、キャラクターが自然と戦っているように見せる意識をしています」と現場での様子を語った。

 また、自身のこだわりについては「どうしてもアクションというと動きだけになりがちなんですけど、実は動いてないところもすごく重要なんですよ。佇まいだったり、歩き方だったり、ちょっと振り向く動きもキャラクターによって違うはずですよね? 例えば、強いキャラクターなら普段から強そうな雰囲気が感じられるはず。例えば銃声を聞いて驚くという演技でも、強くて戦い慣れているキャラだったら、大きく驚かないかもしれない。でも、戦い慣れてない人は、弱そうな表情や動きがつい出てしまう。そういった瞬間だけでもキャラの裏が見えてきます」とアクションの奥深さを明かす。

 さらに、「キャラクターを理解しながら、日常の動きの中にアクションシーンを作っていくと、より世界観が広がってアクションに説得力が出ます。そのためにはやっぱり、『アクションをしていないところ』がすごく重要です。だから、構えって実はすごく難しいんですよね。動いているとごまかしが効くところも、下手な人が構えると『この人絶対弱いよね』ってバレてしまう。だから僕の中ではアクションというと、ただ立ち回りをするだけではなく、動いていない瞬間も大事にしています」と続けるのだった。

 第1話のラストでは、亀梨演じる伏見が感情を爆発させるシーンも見どころになる。

「あのシーンは、現場にいた僕が見ていても良いシーンだと思いました。狭い空間での撮影で、雑物も多く位置関係や動きの幅などに制限もありアクションをするのは難しかったと思います。その中で、ただ容疑者を拘束するアクションだけでなく、どこで伏見の感情のスイッチが入るのか、どこで理性を失う瞬間があるのか? 監督と打ち合わせをしながら、こだわって撮影しました」

 主演の亀梨について下村は、「まず、アクションを覚える感覚が凄いと思いました。僕たちがアクションの動きを見本でやるのを見て、大体、1〜2回で動きを覚えてしまうんですよ。僕自身もまだ覚えきっていないのに(笑)。お仕事でダンスをされている感覚と同じなんでしょうか。そして、早く覚えるだけではなくて、動きがきれいですよね。ちゃんと格闘技をやっている体の使い方もされていて、蹴りもしっかりと腰が入っていて、すごくアクションに向いている動きなんです。このパンチで人は飛ばないだろうとか、この蹴りで人は倒れないだろうっていう嘘をなくすための身体の使い方がある。それができないとただの形や段取りに見えてしまう。そういう意味でも亀梨さんは、説得力のある動きをされるので、やっぱりうまいなと感じました」と惜しみない絶賛を寄せた。

※高橋ひかるの「高」はハシゴダカが正式表記

■放送情報
『レッドアイズ 監視捜査班』
日本テレビ系にて、1月23日(土)スタート 毎週土曜22:00〜22:54放送
出演:⻲梨和也、松下奈緒、趣里、シシド・カフカ、松村北斗(SixTONES)、高橋ひかる、木村祐一
脚本:酒井雅秋、福田哲平、まなべゆきこ
音楽:カワイヒデヒロ
チーフプロデューサー:池田健司
プロデューサー:尾上貴洋、茂山佳則(AX-ON)
演出:水野格、長沼誠ほか
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/redeyes/
公式Twitter:@redeyes_ntv
公式Instagram:@redeyes_ntv

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