前田敦子、城田優、飯豊まりえ、内田理央、滝藤賢一ら、成田凌×松居大悟『くれなずめ』に出演

 成田凌が主演を務める松居大悟監督最新作『くれなずめ』の追加キャストとして、前⽥敦⼦、城⽥優ら10名の出演が発表された。

 松居監督の実体験をモチーフに書かれた完全オリジナルの舞台劇を映画化する本作は、友人の結婚式で余興を披露するために久々に集まった高校時代の旧友たちの、結婚式の披露宴から二次会までの狭間を描いた物語。

 高校時代、帰宅部でつるんでいた6人の仲間たちが、友人の結婚披露宴で余興(赤フンダンス)をやるべく5年ぶりに集結。久しぶりに出会った彼らは、余興の後の“披露宴”と“二次会”の間の妙に長い“狭間”の時間を持て余しながら、昔の思い出に想いを馳せる。「しかし吉尾、お前ほんとに変わんねぇよな。なんでそんなに変わんねぇの? まあいいか、そんなのどうでも」。自分たちは今も友達で、これからもずっとずっと友達でい続けるのだろうと思っていた。たったひとりを除いては……。そして、この微妙な“狭間”の時間に起こったある出来事は、見るものの予想を超えていくものだった。

 物語の主人公・吉尾和希を成田が演じるほか、舞台演出家として活動する藤田欽一役を高良健吾、欽一の劇団に所属する舞台役者・明石哲也役を若葉竜也、仲間内の後輩で唯一家庭を持つサラリーマンの曽川拓(ソース)役を浜野謙太、同じく学生時代の後輩で会社員の田島大成役を藤原季節が演じる。また、仲間内で唯一地元に残ってネジ工場で働く水島勇作(ネジ)役を、舞台版でも同役を演じた目次立樹が務める。

 今回出演が発表された前⽥が演じるのは、気が強く責任感があり、⾼校時代の同級⽣で、主⼈公の吉尾と⼀緒に清掃委員をしていたミキエ。前⽥は「現場での6⼈も⼀瞬で⻘春を取り戻したかのように無邪気で無防備に⾼め合っていて、とにかく楽しそうで、うらやましかったです」と本作の撮影を振り返った。

 吉尾ら“6⼈組”が 怖がるヤンチャな同級⽣・松岡を演じたのは城⽥。そのほか、吉尾たちが余興を披露する結婚式場のウエディングプランナーの弘美役で飯豊まりえ、浜野演じるソースの妻・愛役で内⽥理央、吉尾とミキエが務める清掃委員の後輩役で⼩林喜⽇と四千頭身都築拓紀が出演する。 さらに、滝藤賢⼀、近藤芳正、岩松了、パパイヤ鈴⽊というベテラン勢の出演も発表された。

コメント

前田敦子(ミキエ役)

映画の中と負けないくらい、現場での6⼈も⼀瞬で⻘春を取り戻したかのように無邪気で無防備に⾼め合っていて、とにかく楽しそうで、 うらやましかったです。そんな強烈な男⼦6⼈の⻘春の⽚隅にいます笑

松居大悟監督

初恋の⼦は周りから⾺⿅にされていて、何も⾔えないことが悔しかった。何年も経った同窓会で会うと、その⼦の中⾝は何も変わらないのにみんなの⽬が丸くなるぐらい綺麗になっていて、 ほら⾒たことか、と昔の⾃分と肩を組みたくなる。ミキエには前⽥敦⼦さんしかいない、と思っていました。12年の⽉⽇を感じさせて感じさせない、吉尾の初恋の⼈。作品にもならない時間を⼀⼑両断してほしかった。そして、何気ない瞬間を彩る素晴らしい役者陣にも出て頂きました。飯豊さん、内⽥さん、⼩林さん、都築さん、パパイヤさん。城⽥さんは⼤暴れしてくれて、滝藤さんは無駄遣いを楽しんでくれて、近藤さんはゴジゲン旗揚げから ⾒てくれていて、岩松さんはその息⼦さんと僕と⼀緒に劇をやっていて。劇団公演のときはメンバーが後ろを向いて出していた声だったのに、全てに命が宿り、映画になりました。友だちと、くれなずんでもらえたら嬉しいです。

■公開情報
『くれなずめ』
2021年GW、全国公開
監督・脚本:松居大悟
出演:成⽥凌、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、⽬次⽴樹、飯豊まりえ、内⽥理央、⼩林喜⽇、都築拓紀(四千頭身)、城⽥優、前⽥敦⼦、滝藤賢⼀、近藤芳正、岩松了、⾼良健吾
配給・宣伝:東京テアトル
制作プロダクション:UNITED PRODUCTIONS
(c)2020「くれなずめ」製作委員会
公式サイト:kurenazume.com
公式Twitter:@kurenazume
公式Instagram:@kurenazume

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