中村アン、『名も無き世界のエンドロール』出演決定 新田真剣佑の恋人となる政治家令嬢役に

 岩田剛典と新田真剣佑が初共演を果たす映画『名も無き世界のエンドロール』に、中村アンが出演することが決定した。

 行成薫が「第25回小説すばる新人賞」を受賞した同名サスペンス小説を映画化する本作は、表と裏、2つの世界でのし上がるバディの物語。映画『累 -かさね-』『ういらぶ。』を手がけた佐藤祐市が監督を務める。

 問題のある家庭で、淋しさを抱えて育ったキダ(岩田剛典)とマコト(新田真剣佑)。そこへ同じ境遇の転校生・ヨッチ(山田杏奈)もまじわり、少年期から成人まで、3人は支え合いながら生きてきた。だがある時、ヨッチは2人の前から突然消えてしまう。それから10年もの月日が流れ、キダとマコトは表と裏それぞれの世界を、死に物狂いでのし上がっていた。全ては、世界の片隅で生きてきた彼らとは住む世界の異なる“ある女性”にプロポーズをするため。しかし、実はそれは日本中をも巻き込んだ、ある壮大な計画だった。ラスト20分、想像を絶する衝撃のエンドロールが幕を開ける。

 中村が演じるのは、自動車修理工場で働くキダとマコトの前に現れる政治家令嬢のリサ。自身は芸能界で活躍する人気モデルという、キダやマコトとは住む世界の違う女性を演じる。「リサにふさわしい男」になるため、異常な執念で会社経営者にまでのし上がったマコトの恋人になる存在で、ヨッチと並んで、物語のカギを握るもう1人のヒロインとなる。

 出演が決定した中村と佐藤監督からはコメントが寄せられている。

中村アン コメント

役を演じた感想

今まで演じたことのない、感情をむき出しにする役どころでした。不安もありましたが、監督の『大丈夫です!』という言葉に背中を押していただき、演じていくうちに楽しさに変わっていきました。と同時に、このリサという役で、今まで見せたことのない自分を表現できるチャンスだとも感じました。ラスト20分のシーンは一年経った今も、とても記憶に残っています。夜から明け方までの長時間の撮影で精神的にも肉体的にも厳しい中、全身全霊で演じることができました。

岩田と新田のバディとの共演について

撮影期間が短かったので、あっと言うまでしたがご一緒させていただけて嬉しかったです。
また作品ご一緒できるのを楽しみにしています。

メッセージ

わたしは皆さんより先に観させて頂きましたが、観終わった後、しばらく言葉が出てこなかったです。この衝撃的なストーリーを、ぜひ皆さんに映画館の大きなスクリーンで楽しんでいただきたいです。

佐藤祐市監督 コメント

今回、自分の感情を強く表現するお芝居を見せてくれました。
あのような中村アンさんの芝居は、これまで見たことが無かったし、ご本人もあまり経験が無かったようで、当初は現場で戸惑っていた様に記憶しています。しかし、色々と相談しながら何回もテイクを重ねていく中で、本編では“凄い事“になりました(笑)。ラストの中村さんの演技に是非、ご注目ください。

■公開情報
『名も無き世界のエンドロール』
2021年新春全国ロードショー
出演:岩田剛典、新田真剣佑、山田杏奈、中村アン
原作:行成薫『名も無き世界のエンドロール』(集英社文庫)
監督:佐藤祐市
制作プロダクション:RIKIプロジェクト、共同テレビジョン
配給:エイベックス・ピクチャーズ
(c)行成薫/集英社 (c)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
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