若き芸術家の物語『ある画家の数奇な運命』創作シーン捉えた予告編 公開日は10月2日に決定

 『善き人のためのソナタ』のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督最新作『ある画家の数奇な運命』の公開日が10月2日に決定し、予告編が公開された。

 本作は、第75回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部⾨に出品され、第91回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされたドナースマルク監督による人間ドラマ。現代美術界の巨匠であり、ときにオークションで数⼗億円の価格がつくアーティスト、ゲルハルト・リヒターの半⽣をモデルに、祖国ドイツの“歴史の闇”と“芸術の光”に迫る。

映画『ある画家の数奇な運命』予告編

 公開された予告編は、「目をそらさないで」「真実はすべて美しいの」と芸術を愛する美しい叔母(ザスキア・ローゼンダール)が、まだ幼い少年だったクルトの魂に一生刻み込むことになる決定的な言葉を残すシーンから始まる。ナチ政権下のドイツ。少年クルトは芸術を愛する叔⺟の影響から、絵画に親しむ⽇々を送っていた。ところが、もともと繊細な感情の持ち主だった叔⺟は突如⽇常の精神のバランスを崩し、強制⼊院の果て、国家によって⾏われていた精神を患う患者への“安楽死政策”によって命を奪われてしまう。

 それから数年後、ついに終戦を迎え、成⻑したクルト(トム・シリング)は東ドイツの美術学校に進学し、そこで出会った、亡き叔⺟の⾯影を持つ⼥性・エリー(パウラ・ベーア)と恋に落ちる。やがて東のアート界に疑問を抱いたクルトは、ベルリンの壁が築かれる直前に、自分らしく生きるためにエリーと自由な芸術を求めて西ドイツへと逃亡。そこで初めて触れる現代アートの刺激を受け、創作に没頭する。

■公開情報
『ある画家の数奇な運命』
10月2日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督・脚本・製作:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
撮影:キャレブ・デシャネル
音楽:マックス・リヒター
配給:キノフィルムズ・木下グループ
原題:Werk ohne Autor/英題:Never Look Away/2018年/ドイツ/ドイツ語/189分/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/日本語字幕:吉川美奈子/R-15
(c)2018 PERGAMON FILM GMBH & CO. KG / WIEDEMANN & BERG FILM GMBH & CO. KG
公式サイト:neverlookaway-movie.jp

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