『未満警察』中島健人、眼鏡なしで魅せた覚醒 視聴者が求める“ケンティー”像がそこに

 「限界が来ても、自分たちにいまできることをやればいい」。原作映画で描かれた、主人公2人の出会いと少女誘拐事件のミステリーを前話までで描き切ったことにより、日本テレビ系列土曜ドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』は、7月18日放送の第4話から日本オリジナルのストーリーが展開してくことに。その一発目となった今回、フォーカスが当てられたのは中島健人演じる本間快のほうだ。ほぼ単独で事件解決に向けて動き出し、次郎(平野紫耀)をはじめとした同期の仲間たちの“リモート”によるサポートを受けながら、その能力の高さを遺憾なく披露するエピソードとなった。

 快と次郎の警察学校の同期である野原さやか(竹内愛紗)は、厳しい訓練の中で自分が警察官に向いていないと思い悩むようになり、自身のSNSアカウントに「死にたい」と投稿してしまう。すると“指友指助”を名乗る男からコンタクトが。翌朝、さやかが寮から姿を消したことに同期の仲間たちが心配する中、快のもとにさやかからSOSを求めるようなメッセージが届く。さやかを探し、彼女が怪しげな男といるところを目撃した快。男が置いていった携帯電話を拾うと、そこに柳田(原田泰造)から電話が入り、連続殺人の容疑者であるその男を追うように命じられるのだ。

 本間快というキャラクターは、原作映画でカン・ハヌルが演じていたカン・ヒヨルという役柄をほぼそのまま踏襲したキャラクターである。頭脳明晰でプロファイリング能力に長けている一方で、やたらと潔癖で神経質な面も備えており、ざっくりといえば“頭でっかち”な部分も否めない。そのキャラクター性に日本オリジナルの要素もいくつか加味されており、そのひとつが今回の冒頭で次郎が呟いたように、恋愛の話になると使い物にならなくなってしまうという弱点だ。それを「男子校出身だから」と言い訳しているあたりも、彼の性格をよく表しているといえよう。

 そんな快が、愛の告白をにおわせるさやかからの“縦読みメッセージ”によって突き動かされるというのは今回のエピソードの興味深いポイントであろう。慣れないシチュエーションの中でも持ち前のプロファイル能力を発揮させ、電話の向こう側から聞こえる音からさやかの居場所を割り当てたり、容疑者の携帯電話に入るWi-Fiの電波を利用して集合住宅の中から部屋の場所を見つけ出したりと、動揺することなくいつも以上に研ぎ澄まされた推理を披露していく。また“指友指助”が複数いると勘付いた片野坂(伊勢谷友介)に、「3人いる」と断言する流れは、かつて優秀なプロファイラーだった片野坂を超える能力の持ち主であることを証明しており、確実に今後のエピソードを左右することを予感させるほどだ。

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