小川紗良、『アライブ』で気づいた“新たな生き方” 「辛いときこそ明るく振る舞う」
「やるとなったからには全力」
ーー『アライブ』での撮影を通して、自身の中で得たものは?
小川:『アライブ』の患者さんのキャラクターは、みんな辛いときこそ明るく振る舞うキャラクターが多く登場します。それは、周りの人への思いやりだと思うんです。自分が苦しいからこそ、みんなの苦しみが分かる。辛い時に、辛そうにしないということが今までの役ではなかったので、『アライブ』を通して新しく気づいた振る舞い方の一つかもしれません。
ーー今後、女優としてやってみたい役はありますか?
小川:『アライブ』では患者の役でしたが、松下さんたちお医者さんチームを見ていて、「白衣、いいなあ」と思うことがあります(笑)。全く違う業種だから、役を演じることで見えるものや気持ちがあるんだろうなと近くで見ていても感じるので、そういう専門職に勤めているキャラクターを演じてみたいです。
ーー小川さんは演技だけではなく、映画監督、番組MC、文筆業など様々な活動をされています。マイペースにこれだけたくさんの活動を継続できる理由はなんだと思いますか?
小川:バカなだけです(笑)。後先を考える能力がないんです。例えば、映像を初めて作った時も、作り方も全く知らないのに「やります」って言ったり(笑)。でも、やるとなったからには全力を注いでいます。だから、一歩踏み出した後、苦労はするんですが、その踏み出す時の気軽さが大事なのかなと思います。
ーーこれまでの撮影を通してきて、『アライブ』だからこそ伝えられたものはなんだと思いますか?
小川:『アライブ』は病気と自分の人生で失いたくないものを天秤にかけて、悩むシーンが多いんですが、みんな病気だからといって簡単に諦めないんです。それがこのドラマの本質だと感じています。第9話で、民代さんが「がん患者でもやりたいことをやっていい」と言い切るシーンがあって。その言葉の力強さが、『アライブ』を物語っていると思います。
■放送情報
『アライブ がん専門医のカルテ』
フジテレビ系にて、毎週木曜22:00~22:54放送
出演:松下奈緒、木村佳乃、清原翔、岡崎紗絵、中村俊介、三浦翔平、田辺誠一、藤井隆、木下ほうか、高畑淳子、北大路欣也
脚本:倉光泰子
プロデュース:太田大、有賀聡
演出:高野舞
音楽:眞鍋昭大
(c)フジテレビ
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