松嶋菜々子、『アメリカに負けなかった男』に吉田茂を支えた元芸者役で出演 「意識したのは“粋”」

 2月24日に放送される、テレビ東京開局55周年特別企画スペシャルドラマ『アメリカに負けなかった男〜バカヤロー総理 吉田茂〜』に、松嶋菜々子が出演することが発表された。

 本作は、戦後75年という節目を迎える来年8月を前に放送されるテレビ東京の開局55周年を記念した大型特別番組。敗戦後の混乱極めた占領下の日本で、時の首相・吉田茂は、白洲 次郎は、日本の未来を切り開いていく男たちは、何を考え、どう決断したのかを描き出す。

 主人公・吉田茂をテレビ東京ドラマ初主演の笑福亭鶴瓶が演じ、吉田茂の右腕・白洲次郎役をテレビ東京初出演の生田斗真が務める。そして、吉田茂の娘・麻生和子役には新木優子が決まっている。

 このたび、妻の死後、吉田茂を支えた元芸者“こりん”こと坂本喜代役を、昨年放送のNHK朝ドラ『なつぞら』で広瀬すず演じる主人公の母親役を務めたことも記憶に新しい松嶋が演じることが決定。後妻となり、大磯の別荘で共に生活をしながら茂の世話に勤しみ、日本のトップへと上り詰めた茂を、持ち前の頭の良さと気配りで静かに支え続けたこりん。その奥ゆかしくも凛とした佇まいを、松嶋が演じ切る。

 なお、劇中では吉田茂役の鶴瓶と、陽気に仲睦まじくお座敷遊び「お開きさん」をするシーンも。場面写真と松嶋からのコメントもあわせて公開された。

松嶋菜々子(こりん 坂本喜代役)コメント

実在するこりんを演じて、こりんの人物像について役作りや心がけたこと

芸者さんでいらした方なので意識したのは「粋」。その定義は難しいものでしたが、表に出ることなく吉田茂に寄り添い影で支え続け、吉田茂の娘・和子とも良好な関係を築いていることから、賢い居心地の良い素敵な女性だったのではないかと思い、メイクや衣装でもその「粋」を意識しました。

笑福亭鶴瓶をはじめ共演者の印象は?

鶴瓶さんとは、この作品で2度目の共演になります。とてもユーモアがあり温かくスマートな人柄は、吉田茂の魅力を表現するのにピッタリ。現場でお会いした時は、似ているその風貌も含めて驚き、この企画でキャスティングされた方のセンスが凄いと感心しました。新木優子さん、生田斗真さんとは初めてお会いしましたが、それぞれに吉田茂の娘・和子と白洲次郎を品良く魅力的に演じていらしたと思います。

笑福亭鶴瓶との撮影中のエピソード

現場では、いつも笑わせていただき楽しく撮影をする事が出来ました。二人で御座敷遊びをするシーンで思わず関西弁が出てしまった鶴瓶さんが、とてもチャーミングでした。

ドラマの見どころなど視聴者へメッセージ

このドラマの見どころは、なんと言っても吉田茂を鶴瓶さんが演じられるところです。どうぞご期待ください。

倉地雄大(テレビ東京 プロデューサー)コメント

本作最後の情報解禁は、テレ東初出演の松嶋菜々子さんです! 若松節朗監督×松嶋菜々子さんと言えば、名作『やまとなでしこ』を始め、何度もタッグを組んでいる二人です。撮影現場で二人の長年積み上げた信頼関係を見て、深まっていく役の奥深さを知って、改めて感動してしまいました。早くに妻を亡くした吉田茂を、秘書を務め、事実上の“ファーストレディー”として支えたのが娘・和子で、その逆で、最も吉田の身近で影から支えたのが、松嶋さん演じるこりんです。きっと、吉田が“ニッポン独立”に向け邁進するにあたり、どちらも欠かすことのできない女性だったのだと思います。このドラマには、たくさんの志に燃えた男たちが出てきますが、熱い志は、ときとして激しくぶつかります。その筆頭となる吉田は、アメリカや日本国内で、始終闘っています。その中で、こりんとのひと時が、きっと吉田がふっと息を抜く瞬間だったのだ、と鶴瓶さんと松嶋さんの二人の空気感が思わせてくれました。今の時代を作ってくれた先人たちに敬意を払いつつ、ドラマ『アメリカに負けなかった男 〜バカヤロー総理 吉田茂〜』は様々な人間ドラマが詰まったエンタメ作品となっています。どの世代にも見てほしい、知ってほしいドラマです。放送まであと少しありますが、24日、是非ご覧ください!

■放送情報
テレビ東京開局55周年特別企画
スペシャルドラマ『アメリカに負けなかった男〜バカヤロー総理 吉田茂〜』
テレビ東京系にて、2月24日(月・祝)21:00〜23:24放送
出演:笑福亭鶴瓶、生田斗真、新木優子、矢本悠馬、前野朋哉、安田顕(特別出演)、勝地涼、佐々木蔵之介、松嶋菜々子ほか
原案:麻生和子『父 吉田茂』(新潮文庫刊)
監督:若松節朗
脚本:竹内健造、森下直、守口悠介
音楽:住友紀人
チーフプロデューサー:中川順平(テレビ東京)
プロデューサー:倉地雄大(テレビ東京)、椋樹弘尚(角川大映スタジオ)、佐藤雅彦(角川大映スタジオ)
制作協力:角川大映スタジオ
製作著作:テレビ東京
(c)テレビ東京
公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/yoshidashigeru/
公式Twitter:@tvtokyo_drama

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