柳楽優弥×田中泯が葛飾北斎として作品に向き合う様子が　『HOKUSAI』ティザービジュアル＆特別映像公開

　2020年初夏に公開される柳楽優弥主演映画『HOKUSAI』より、ティザービジュアルと特別映像が公開された。

　本作は、19世紀にヨーロッパでジャポニズムブームを巻き起こし、ゴッホ、モネ、ドガなど数々のアーティストに影響を与え、西洋近代絵画の源流となった、世界で最も有名な日本人・葛飾北斎の半生を映画化した人間ドラマ。葛飾北斎生誕260周年の節目に、知られざるその半生が描かれる。

　北斎の青年期を柳楽優弥、老年期を田中泯が演じるほか、瑛太、玉木宏、阿部寛らがキャストに名を連ねる。監督は、『探偵はBARにいる』シリーズなどの橋本一が務めた。

　ティザービジュアルには、北斎の代表作として知られ、海外では“THE GREAT WAVE”の呼称で愛される代表作「冨嶽三十六景」の一図、「神奈川沖浪裏」が描かれた襖と、その間から絵と重なる位置に覗く富士山を背景に、柳楽演じる若き日の北斎が捉えられている。北斎の波乱万丈な画狂人生を象徴するように「その筆に宿る、狂気。」というコピーが添えられている。

 

　あわせて公開された特別映像は、北斎の偉業が1分間にまとめられたもの。平均寿命が40歳と言われた時代に、70歳を超えてから人生のピークを迎え、享年90歳という長寿を全うしたことや、娯楽が庶民を堕落させるものとみなされた時代に生涯を通して3万点以上の作品を描いたと言われていること、世界中のアーティストや美術史への多大な影響など、北斎に関するエピソードが散りばめられていく。

　映像の最後には柳楽と田中が演じる2つの時代の北斎が作品に向き合う様子が。なかでも老年期を演じる田中は北斎の自画像を参考に容姿を似せるために頭を剃るなど、徹底した役作りを見せている。なお、本映像は、英語、フランス語、中国語に翻訳され、世界同時公開される。

■公開情報
『HOKUSAI』
2020年初夏公開
出演：柳楽優弥、田中泯、阿部寛、瑛太、玉木宏ほか
監督：橋本一
企画・脚本：河原れん
配給：S・D・P
(c)2020 HOKUSAI MOVIE
公式サイト：www.hokusai2020.com