三浦春馬が語る、『TWO WEEKS』主演を後押しした『キンキーブーツ』での経験

 三浦春馬が主演を務めているドラマ『TWO WEEKS』(カンテレ・フジテレビ系)。彼が演じる主人公は、殺人の濡れ衣を着せられた男・結城大地。存在すら知らなかった自分の娘が白血病で、さらには自分がドナーとして適合したと告げられた彼が、娘の命を救うために手術が行われるまでの2週間、逃亡劇を繰り広げるタイムリミットサスペンスだ。

 先ごろ放送された第7話では、結城が自分の無実を証明するために必要だったデジタルカメラを手に入れたものの、そこには結城を陥れた柴崎(高嶋政伸)と、結城の無実を確信した検事・月島楓(芳根京子)を娘のようにかわいがっていた国会議員・久我早穂子(黒木瞳)の姿が……。

 ドラマ放送前のコメントで「徐々に芽生える娘への父性愛や、結城が抱える過去への後悔や痛みを演じていくことが今回の大きな挑戦」と語っていた三浦。ここまでの撮影を終えて改めて感じた思いや共演者とのエピソード、そして自身が主題歌を歌うことについても語ってくれた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

「来泉に会えるからがんばらないと」

ーーここまで結城大地を演じてこられて、最初の印象と変わったところはありますか?

三浦春馬(以下、三浦):先にオリジナル(韓国ドラマ)を観させていただいていたので、そんなに印象が大きく変わることはなかったです。

ーーでは、結城をどういう男だと捉えていましたか?

三浦:人生をあきらめて退廃的に生きていた男。でも、その根底には優しさがあるんですよね。これまでのいろいろ(母親との別れや8年前の事件)があって、彼は人を信じられなくなっていたけれども、娘のはな(稲垣来泉)との出会いによって変わっていく。役の印象に変化はありませんでしたが、演じていくうちに自分の中にこんなにも父性が目覚めるものなのかと。そこに関しての驚きはありました。

ーーそれは結城の心の変化と通じるところがありますね。

三浦:疑似の親子関係ではありますけど、来泉を目の前にすると、すごく心が穏やかになるし、プライベートの部分でも明日は来泉に会えるからがんばらないといけないなと思えるんです。責任感みたいなものが自然と生まれてきて、支えられている感じはありますね。

ーーInstagramに上げられている来泉ちゃんとの動画も癒し効果バツグンです(笑)。

三浦:彼女も僕のことを受け入れてくれているので、それはうれしいですね(笑)。とても子供らしい子で、こちらも気を使わずに過ごせているので、とても助かっています。

ーーひとりの女優さんとしてはいかがですか?

三浦:自分が8歳のときに、あんな芝居ができていたかなと考えると、きっとできていなかっただろうなと。とても演技が自然だし、愛嬌もあるので、すばらしい女優さんだと思います。

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